「保育指針」改定!2つの大きな特徴

  公開日:2017/10/01
最終更新日:2018/12/20

※この記事は約3分で読めます。

こんにちは、四谷学院の谷村です。

保育所における保育の内容について定めたのが「保育所保育指針」です。
保育士試験でも頻出の「保育所保育指針」が、10年ぶりに改定されます。
平成30年<後期>試験からは、新しい「保育所保育指針(以下、保育指針)」から出題される見込みです。

ここでは、改訂の2つの大きな特徴を解説します。

幼児教育を担う機関としての改定

保育所における幼児教育は、幼稚園での教育に準じて定められています。
今回の「保育指針」改定でも、「幼稚園教育要領」の改定に合わせて定められた部分が相当にあるんです。

象徴的なのは、総則に新しく「4 幼児教育を行う施設として共有すべき事項」という項目ができたこと。
具体的にみていきましょう。

育みたい資質・能力

(ア) 豊かな体験を通じて、感じたり、気付いたり、分かったり、できるようになったりする「知識及び技能の基礎」
(イ) 気付いたことや、できるようになったことなどを使い、考えたり、試したり、工夫したり、表現したりする「思考力、判断力、表現力等の基礎」
(ウ) 心情、意欲、態度が育つ中で、よりよい生活を営もうとする「学びに向かう力、人間性等」

この3つは、「学習指導要領」の改定に基づくものなんです。
つまり、幼稚園を含めた日本の学校教育において、将来を担う子どもたちにどういう力を身につけてほしいかを示したものです。

実は・・・今までの「保育指針」は、(ア)にかたよっていたという批判がありました。
そこで、(イ)や(ウ)を大切にしましょう、ということなのでしょう。
もちろん今後も(ア)を軽視するわけではないので、教育現場へ期待されることが大きくなった、と考えるとよいでしょう。

教育現場の中でも、幼児教育の現場では「遊びや生活を通じて身につける」というのを基本的なスタンスに取り組んでいます。
ということは、(イ)や(ウ)はほかの小学校や中学校より、むしろ得意とする分野かもしれないですね。
新しい時代の人づくりにおいて、保育所など、幼児期の子どもを対象にした現場は最先端にあるという気概を持ってがんばりましょう

3歳未満児の内容強化

幼稚園と比べて、保育所の大きな特徴の1つと言えるのが、赤ちゃんから預かるという点。
幼稚園は満3歳以上が対象ですが、保育所は0歳児からもOKです。

保護者からも
「3歳未満の子どもを預けたい!」
というニーズが年々高まってきています。

こうした実態にあわせる形で「保育指針」でももっと3歳未満児の内容を手厚くしようという改訂が行われています。

象徴的なのは、「保育の内容」の再編です。
具体的にみていきましょう。

保育の内容

「乳児保育に関わるねらい及び内容」
「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」
「3歳以上児の保育に関わるねらい及び内容」

この3つに再編されました。

「保育の内容」は、「ねらい」と「内容」の2項目でしたが、さらに「内容の取り扱い」と言う項目が追加。
それらを日常の保育の中でどういかしたらいいのかも示されることになったのです。

これらにより、「保育の内容」は大幅にボリュームアップ。

保育に関わるねらい及び内容は、
「読めばわかるのだけれど試験に出ると苦手です」
という方も多いのですが、現場としてはよりよい指針になっています。
くわしく内容を把握できれば、きっとよい保育を実現できますから、しっかり学びましょう。

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