こんにちは、四谷学院の野本です。
今回取り上げる「社会福祉」科目は、苦戦する受験生が多く、四谷学院の通信講座で単科受講される方も多い科目です。
『市販の教材を使っていたが、この「社会福祉」の科目だけどうしても合格できない!!』
というご相談も珍しくありません。
この記事では、「社会福祉」科目の合格方法についてアドバイスします。
満点を取る方法
まず最初に、残念な(?)お知らせですが、
四谷学院で学習していただいても、試験本番で100点を取れる確率は低いです。
「え?そんな教材売ってんの、だめじゃん!」
とは思わないでください。
理由があるんです。
それは、「受験生に満点を取らせないようにするためか?」と思えるような出題が、毎回のようにある科目だから(これはこの科目に限ったことではありませんが)。
はっきり申し上げると、保育士試験に出題されうる「すべての内容を網羅しているテキスト」というのは、まずない!と思います。通信講座や通学のスクールでも、そんな教材を作っているところはないでしょう。
もしそういう教材を作ろうとしたら・・・ページ数は数百ページくらいでは収まりません。
おそらく、片手で持てないくらいのテキストになるでしょう。
ですから、もしあなたが「社会福祉の科目で100点取りたい!」と思っていたら、まずは「それは無理」と腹をくくるのが、実は合格への近道です。これ本当です。
だって、よく考えてみてください。
保育士試験の合格ラインは60点なのですから!!
合格点を取る方法
「社会福祉」は、とにかく出題範囲が広い科目ですよね。子どもや家庭のことだけでなく、社会全体の福祉についても学びますから、直接的に保育に関係ない?と感じるようなところもあるかもしれませんが、つながりはあります。
そこで、私たちの四谷学院のテキストは、満点ではなく合格点をとるために必要な情報に絞り込むことを心がけて作成しています。もしも、知らない資料や文章が試験問題に出てきても「よい」という考えなのです。(もちろん試験のあとに調べて、知識を強化することは大切ですが)
一方で「必ず正解してほしい問題」があります。そういった問題を確実に正解できるように、学んだ知識を「どうやって活用して得点できるようにしていくか」を理解していただく教材作りを心がけています。
と、堅苦しくなりましたが・・・
要するに広く使える知識を身につけ、理解を深めることで、守備範囲を広げるということです。
たとえばですが、ほうれん草は熱湯から茹でますよね?では、小松菜は?春菊は?
・・・土の上に生えるものは原則、熱湯から茹でます。青物は特に火が通るのが早く、色が悪くなりやすいのでサッと茹でます。
こうしたことを知っていれば、空心菜は?水菜は?と色々な青菜の名前と茹で方をいちいち覚えなくて良いですよね。イメージとしてはこんな感じです。
沼にハマらない学習を
保育の世界は非常に奥深いものです。
福祉の世界も深く深く、はまり込んでいくと、「保育士試験」を忘れてしまいます。
まずは「保育士試験合格」が第1目標ですから、
「社会福祉」に手こずっているということであれば、
「持っている知識をどうやって活用すれば答えを導き出せるか」
という考え方で、復習をしてみると良いでしょう。
もちろん、ほかの科目でも同じように考えていただいて大丈夫です。
下記の記事を参考に、テクニックを適切に使いこなすことも忘れないでくださいね。
頭に地図を描こう
「社会福祉」科目の学習としての到達目標は、「頭の中に福祉分野の地図が描けるようになること」です。
地図を描くとは、施設や事業の根拠法は何かということや、別の法律ではどのような位置づけになっているかということを押さえたり、それがどの地方公共団体の管轄かという観点から押さえたりすることです。
四谷学院のテキストでは図表を多数掲載していますので、それを活用するのもよいでしょう。
お手元のテキストの「索引(INDEX)」には重要な語句が取り上げられていますから、
こちらを眺め、それぞれの語句がイメージできるようにしておくのもよいでしょう。
これができるようになれば、保育士試験「社会福祉」科目の合格が現実的になります。
そのためには、できるだけ学習の中で法律の条文に触れたり、時にはテキストで取り上げられている資料の原典をウェブサイトで確認したりする機会を取り入れるとよいでしょう。
逆に言えば、どうも地図が書けない、関係性が思い描けないとなったら、それはまだそれぞれの知識が独立した状態であると言えます。
その場合は、違う角度から知識の整理をしてみるとよいでしょう。
例えば世界史の勉強をするときに、国ごとの歴史を学んだり、同時代の世界の出来事を学んだりと、さまざまな視点から学習することで理解が深まりますよね。地理なども、各地域の特徴を学んだあとで、日本や世界の中での位置付けを知ることで、さらに理解が深まるものです。
保育士試験対策でも各施設や事業について詳しく学んだあとで、社会福祉制度全体の中での位置付けを確認したり、障害について、障害児と障害者を対比して学習したりすると、ステップアップできますよ。
人によって理解度は異なりますから、そんなプラスαの学習をしなくても、なにげなく合格してしまう人はいます。
でも、この記事を読んでいる方は「社会福祉」に苦手意識をもっているはず。
その場合は、少し余計に努力する必要があります。
ピアノでも、いきなり初見で弾ける人もいれば、右手と左手を分けて練習して、少しずつ仕上げなければ弾けない人もいるのと同じです。
でも、時間をかけたことで、より深く習熟できるという意味では、後者のほうが強いと言えるのです。
つまずくことは、必ずしも悪いことばかりではありません。
効率よく着実に学習するには?
「一人でそれをするには骨が折れる」
「持っているテキストでは流れがわからない」
そう思った方は、ぜひ四谷学院を頼ってください。
先にも記載しましたが、四谷学院では「合格点をとれる学習」を目的としています。深く学ぶ・実務的な知識を身につけるのは、合格してから学びを続けることで実現できます。
メールで気軽に使える「質問制度」をご活用ください。そして、先生に質問をしながら、疑問点や不安を解消して効率よく合格を目指していただきたいのです。特に、家事や育児、お仕事も忙しい方であれば、通信講座がぴったりです。
スキマ時間をうまく使って勉強し、気になったことはスマホで質問!
もちろん、メールは24時間受け付けていますよ。
保育士講座について詳しくはホームページをご覧ください。
四谷学院の保育士講座の合格率は、全国平均を大きく上回ります!
このブログは、四谷学院の保育士講座スタッフが書いています。
四谷学院は通信講座ですが、あなた専門のサポートスタッフ『担任の先生』がつくようになっています。それが、私たちです。保育士試験についての専門知識はもちろん、どうしたら迷いなく勉強できるか日々考えているプロフェッショナル集団です。