平成30年保育士試験「おかあさん」「アイアイ」合格ポイント

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こんにちは、四谷学院の石田です。

平成30年保育士試験 実技試験の「音楽」の課題について合格のために必要な練習・準備をご紹介します。
これまでの合格例も紹介しながら具体的にお伝えしますね。

平成30年度の実技試験「前期」「後期」ともに、音楽の課題は同じ楽曲となりました。

保育士試験 課題曲「おかあさん」「アイアイ」

今年の課題曲も2曲。いずれも保育園や幼稚園でよく歌われる、子どもたちが大好きな童謡です。「おかあさん」は“日本の歌百選”にも選定されている曲です。そして「アイアイ」はアイドル歌手も含め、いろいろな歌い手によって音源化されている曲です。
いずれも大変親しまれているので、「知ってる!」という方も多いのではないでしょうか?

課題曲の曲名と合わせて、以下も明示されています。

幼児に歌って聴かせることを想定して、課題曲の両方を弾き歌いする。

求められる力:保育士として必要な歌、伴奏の技術、リズムなど、総合的に豊かな表現ができること。
※「平成30年保育士試験 受験申請の手引き」より

ポイントは、「保育士として」という部分です。
歌手やピアニストなどのような、プロの技術が求められているわけではありません。子どもたちが楽しく歌を聴けるような技術や配慮がされている演奏であることが求められているのです。

課題曲を正しく歌う

カラオケなどで歌う場合と違い、子どもたちに歌って聴かせる際には「正しく歌う」ということがとても重要です。
特に重要なのは、歌詞リズムです。

歌詞の注意点

子どもたちは、先生の歌を聴いてそのまま覚えます。曖昧な発音で歌うと、子どもたちがそのまま覚えてしまいます。
「子音をはっきり発音する」ということを意識してみましょう。

子音とは、「おかあさん」=o-ka-a-sa-nの、「k」や「s」のことを指します。この発音がぼんやりすると、歌詞が聞き取りにくくなってしまいます。
たとえば、口を動かさないで発音すると「おん」になってしまいますよね。
子音を意識して、はっきり発音ように心がけましょう。

リズムの注意点

童謡は、昔から親しんでいるよく知っている歌ですが、その分、「思い込みで間違って歌っている」ということも多いものです。
自分が知っている「おかあさん」「アイアイ」のリズムが正しいかどうか、一度楽譜をよーく見て確認してみましょう。
楽譜上では休符になっているところを、つい伸ばしたまま歌っていたり、8分音符の音を短く歌いすぎていたり、ということがよくあります。

合格者の声
試験直前に模範演奏動画をスマホで見ていたら、思い込みで8分音符を16分音符の長さで歌ってしまっていることに気付きました。
あせって、必死に修正しましたが、見直しして本当に良かった!
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保育士試験では、歌唱が最重要

受講生の皆さんから、
「簡単な伴奏でも合格できますか?」「伴奏を間違えたら不合格ですよね?」
という質問をよくいただきます。

答えは「大丈夫」です。
伴奏は、ごく簡単なもので構いません。
左手も、和音でなく単音の伴奏で大丈夫です。

伴奏のレベルや出来よりも、歌を明るく元気に、楽しく歌った人が例年高得点を取っています。

もしも、まちがってしまったら・・・

もし、本番で伴奏を間違ってしまっても、
「すみません・・・」
などとは言わずに、気にせず続けましょう。子どもたちは、伴奏のちょっとのミスなんて気にしませんからね。

伴奏を間違えないように、と思うと、顔が下を向いて手元に集中してしまい、歌声が前に伸びません。だから伴奏はシンプルなものにして、手元をずっと見なくても弾けるくらいにしておきましょう。

自信を持って、堂々と元気に歌いきること!これが最も重要です。
ミスをしても「最後まで弾く」「最後まで歌う」という練習をしておきましょう。

合格者の声
緊張して伴奏はボロボロ・・・。でも「元気に歌うことが大事」ということを思い出して、笑顔で元気に歌うことに集中しました。結果は、合格!
合格者の声
本番の待ち時間に前の人たちの伴奏が聞こえてきたけれど、結構みんなミスタッチしていましたよ。

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