保育所・幼稚園で保育環境のプロフェッショナル「こども環境管理士」になる

  公開日:2019/07/09

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こんにちは、四谷学院の石田です。

近年、地球温暖化や海洋プラスティックの問題、あるいは絶滅危惧種など、環境にかかわるニュースが多く見られます。
消費電力の少ないエコ自動販売機や大手カフェチェーンでのプラスティックストローの廃止、ウナギやメダカも絶滅危惧種に指定されたことなど、
「なるほど」と思うことや
「え?そうなの!」とびっくりすることもあると思います。

保育園や幼稚園、小学校など、保育・教育の現場における「環境教育」が重要視されるようになりました。実際、2019年の保育士試験でも、関連問題が出題されています。

これから「環境」の分野で活躍できる人材が注目を集めています。

自然とのふれあい

2019年保育士試験(前期)の実技試験「造形」の分野で、以下のような出題がされました。

【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】H保育所の4歳児クラスの子ども達が、園庭の一角で花や野菜を育てています。
夏のある日、保育士と一緒に水やりをしたり収穫をしたりするなど、楽しく世話をしました。

【条件】
1.花や野菜の世話をしている様子を描くこと。
2.季節や園庭の様子がわかるように描くこと。
3.子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
4.枠内全体を色鉛筆で着彩すること。

これまでの試験課題では、「保育」そのものに注目する課題がほとんどでした。
しかし近年、「落ち葉で遊ぶ」「水たまりで遊ぶ」といった自然との触れ合いがテーマに入ってくるようになっています。

2019年(平成30年)前期試験の課題については、「季節をあらわす」ことや「花や野菜の表現」に苦戦した受験生も少なくないでしょう。

夏にはどんな花が咲いて、どんな虫がいて、どんな風にして子どもたちと一緒にお世話をするのか。
今回は「野菜」もありましたので、もしかすると「食育」をいうテーマで、畑の様子を練習していた方もいらっしゃったかもしれませんね。

「なすの実はどこから生えているのか、わからなくて・・・」
「何をさせればいい変わらず、全員が”水やり”をしてしまった・・・」

想定外のテーマだったり、何となくイメージはできるけれどはっきり考えたことがなかった、という受験生が多かったかもしれません。

2019年前期 実技試験【造形】課題の分析

自然を生かした保育

平成31年3月7日付けで、日本生態系協会から厚生労働省における保育政策に関する要望書にて、以下の2つの施策が全国で行われるように求められました。

○敷地等でビオトープ(草地や池、樹林等の生きものの棲みか)整備の義務化
○自然をいかした保育ができる技能を有した「こども環境管理士」のような保育者の育成の促進

今回の保育士試験の出題傾向からもわかるように、現在、自然生態系は深刻な状態にあります。
持続可能な社会に向けて、世界的にも大きな課題となっています。

園庭に花や野菜が育てられるスペースがあれば、子どもが日常的に自然体験活動ができるでしょう。
自然と日々、触れ合うことによって、自分たちの住んでいる地域の特性を知ったり、季節の移り変わりを肌で感じたりすることができます。
こうした日常の生活が、豊かな感性や思いやる心が育まれる大切な土台となっていくことでしょう。

こども環境管理士とは

子どもたちは、1日のほとんどを保育所や幼稚園あるいは学校で過ごします。
「こども環境管理士」というプロフェッショナルの存在は、今後ますます大きくなっていくと考えられます。

こども環境管理士の試験には、旬の食べ物を選ぶという出題もあります。
旬の食べ物は「おいしい」というだけでなく、二酸化炭素の削減できるというメリットもあります。

こちらの記事も参考になさってください。

夏バテ防止に夏野菜を食べよう

また、園庭や学校にカラフルな遊具がなくても、土や砂、木、葉っぱ、あるいは風、雲、空、そういったものがあれば、子どもたちは自分で楽しい遊びを考えだすことができるのです。
子どもの創造性を伸ばしてあげる環境づくりも、保育士の大切な仕事です。

「環境教育」のスペシャリストとして、こどもと自然をつなげる環境づくりをしてみませんか?

信頼と知識の「見える化」!環境教育に関する資格とは

大学や専門学校の「保育士養成課程」の学生さんは、キャンパス受験で「こども環境管理士試験」の受験が可能です。
個人受験の場合には、通信講座「四谷学院こども環境管理士資格認定講座」をご活用ください。

 

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