実技試験で失敗!?合格発表までの過ごし方

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こんにちは、四谷学院の野本です。

実技試験は筆記試験と違い、試験後の自己採点が非常に難しいものです。
家に帰ってきてから
「あれ?私、ちゃんと挨拶をしたっけ?」
と思い出せずに不安になったり、
「あぁ!もっとこうすれば良かった!」
と後悔してしまったり・・・

合格通知が届くまでおよそ1ヶ月。
毎日ドキドキしながら過ごすのは、ちょっとツライかもしれません。

そこでこの記事では、合格発表までの期間、みなさんが少しでも気持ちを楽に過ごせるよう、ちょっとしたアドバイスを書いていきたいと思います。

四谷学院の受講生の方へ
担任の先生に試験のご感想をお聞かせくださいね。
もし不安なことや気になることがあれば、遠慮なくご質問ください。受講生専用ページの質問フォームをご利用いただけます。
ただ吐き出すだけでも楽になるかも!
四谷学院 受講生専用ページ

挨拶を忘れることはほとんどない!

冒頭でもご紹介した「挨拶をしなかったかも!」の不安ですが、意外によく聞く声なんです。

合格してから、よくよく思い返すと、「流れで自然にやってる」ことを思い出しました、という方も。
「合格してから」というのがポイントです。ようやく心に余裕が生まれるわけですね。

ものすごく強い緊張状態にあること、
「ダメだったかもしれない!」という不安
さらに、
そこにいる人たちが皆さん同じようにやっていること

そんな理由で、記憶が曖昧になり、「いらない不安」を感じてしまっている可能性が限りなく高いのです。

大丈夫!挨拶は、99%しっかりしています。
「挨拶しなかったかも!?」の不安は、一旦忘れてOKです。

練習どおりにできなくても合格ラインを超えられる

これまでがんばってきたのですから、100%あるいは120%の実力を本番で発揮したい!
誰もがそのように思うはず。

しかし、実技試験が終わってから
「いつもの方がうまかった・・・」「もっと、できたはず・・・」「声が出なかった・・・」
などと後悔したり、反省したりする受験生も少なくありません。

練習どおりにやる、普段どおりにやる、というのは意外に難しいものです。
いつもと違う場所だし、試験官がジーーーッと見てるし(もしくは無視されているし)、周りに上手そうな人がいるし、とにかく緊張するし・・・

「いつもどおりやれ」という方が無理かもしれませんね。
逆に言えば、「いつもどおりできた」ということであれば、ほとんど心配はいりません。

実技試験は、筆記試験とは違う、独特な緊張感の中で行われます。
ほどよい緊張感が集中力を高め、受験生の実力が十分に発揮されることもありますし、逆に緊張のあまり、実力が隠れてしまうこともあります。

しかし、そこは「プロの試験官」なのです。

たとえば、ピアノの演奏に多少ミスがあっても「練習してきた方の演奏だな」というのはわかります。
声を聞けば、「しっかり練習してきた人の声だ」と感じるはず。

試験官は、ちゃんと見てくれているということを信じましょう!

実際、風邪をひいてしまって声が出にくい・・・という方も合格しています。
ちなみに、「本番ではなぜか声が出た」「本番ではなぜか声がさらに出なかった」というタイプのご報告もいただきましたが、いずれも合格されていて、「笑い話」になっています。

絵画作品は残しておこう

「音楽」「言語」は、言わば一発勝負です。
ほんの数分で試験は終わりますから、心の持ちようがとても大事ですね。
保育士になるために「実技試験」が課されるのも、直接その人を見る機会を作ることが理由かもしれません。

一方で「造形」は絵画作品を描くという試験です。
試験時間も長いため、頭が真っ白のうちに試験が終わってしまった、というケースはそれほど多くはありません。
ぜひとも記憶がはっきりしているうちに「再現作品」を描いておくことをオススメします。

再現作品を描いておくことで、「大丈夫、ちゃんと描いてる!」と安心することができます。
そして、(縁起の悪いことを言うようですが)万が一不合格だった場合にも、再現作品があれば具体的な対策が可能となります。

実技試験では、「なぜ落ちたかわからない」というケースも珍しくありません。
造形分野に関しては、再現作品を作っておけば、万が一の時には作品を分析して、「次の試験に合格するために、ここを練習しよう」と前向きにそして建設的に取り組むこともできます。

合格通知を待つ間も、「万が一のとき」の準備があると、思った以上に心が落ち着きます。
「再現作品」をお守り代わりにしてはいかがでしょうか。

別のことに集中する

試験のことを忘れるためには別のことに集中するのが良いでしょう。
テレビを見たり本を読んだりももちろんOK。
他には、次に目を向けるのも有効です。
具体的には就職活動や新しい資格取得を目指す方もたくさんおられます。
保育士資格取得者には発達障害児支援士資格認定講座がお勧めです。
保育士試験を見事合格されてステップアップで発達障害児支援士資格を取った方のインタビューを公開しています。
働く上での苦労や、資格を取って良かったと思うことなどを赤裸々に語っていただいています。
保育士試験で勉強習慣がついている時こそ、勉強のチャンスだとお話しくださっています。
是非ご覧くださいね。


合格発表までの過ごし方 まとめ

試験が終わってから、合格通知が届くまでおよそ1ヶ月あります。

毎日、反省したり後悔して過ごすよりも
「私は、がんばった!きっと受かっているはず!」
と思い込んで、1日1日を楽しく過ごす方がずっとよいものです。

反省や心配をした分、合格の可能性があがるわけではありません。
試験についてすっかり忘れて・・・というのは難しいかもしれませんが、筆記試験という狭き門を突破したあなたのがんばりを、まずはあなた自身が認めてあげてくださいね。
本当に、よくがんばりました!!

四谷学院では、皆さんからのうれしい報告をお待ちしています。
筆記試験から実技試験まで、全力でサポートいたします。

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