苦手な方が多いのに試験必出!「設備運営基準」の学習法

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こんにちは、四谷学院の野本です。

保育士試験では、保育所をはじめとする「児童福祉施設」についての出題が多くあります。
特に、施設の運営について定めた「設備運営基準」からはたくさんの出題が!

しかし・・・
「『設備運営基準』が苦手です~(涙)」
という受験生が、ほんとうにたくさんいるんです!

この記事では、みなさんのネックになっているであろう「設備運営基準」の勉強法について解説します。

目的と対象をセットで覚える

『設備運営基準』に苦手意識をもつ方には共通点があります。

「とても真面目」
もしくは
「暗記勉強法をしている」
このどちらかです。

「すべての規定を暗記しよう!」
という気持ちだと、ほんとうに面倒で退屈で拒否反応が起きてしまいます。

そしてがんばって覚えたにもかかわらず、試験でそれほど細かいことが問われるわけではありません。
ていねいに勉強するのはとてもすばらしいのですが、「骨折り損の、くたびれもうけ」にならないようにしてくださいね。

<おさえるべきポイント>
「何をするための施設なのか」
「どんなひとが対象になっているのか」

この2点がしっかり理解できていると、「どんなスタッフ・職員が必要か」ことも理解しやすくなります。

ひとつだけに注目する

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=””] 似たような施設があるなぁ? [/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=””] 同じ職員が設置されているよ! [/speech_bubble]

 
『設備運営基準』を勉強していると、こんなことに気がつくでしょう。
その視点、とっても大事です。

施設ごとに見るだけでなく、複数の施設を見わたししましょう。
こんな風に視点を変えてチェックするのもおススメです。

○ 「この施設にしかいない職員」・「ほかの施設にもいる職員」

○ 「医療関係施設の共通事項」

○ 「通所・在所の違い」

よくある質問「心理療法担当職員」とは?


さまざまな職員がいますが、中でも「心理療法担当職員」に関する質問をよくいただきます。復習してみましょう。

心理療法担当職員
< 配置される施設 >
乳児院、母子生活支援施設、児童養護施設、児童自立支援施設、児童心理治療施設

児童心理治療施設には必ず配置されます。
児童心理治療施設以外は、心理療法が必要な人10人以上に心理療法を行う場合に配置義務があります。

「児童心理治療施設」は、「情緒障害児短期治療施設」から改称されました。
心理療法が必要な子どもが入る施設です。

心理指導担当職員

よく似た名前の職員に「心理指導担当職員」があります。
よく読んでみてくださいね。「心理指導担当職員」です。
「療法」ではなく「指導」を担当するのです。

障害児施設には、この「心理指導担当職員」が置かれます。
福祉型障害児入所施設で、5人以上に心理指導を行う場合に配置義務があります。

心理指導を担当する職員

もう1つ、似ているのが「心理指導を担当する職員」です。
重症心身障害児を対象とする医療型障害児入所施設にも、「心理指導を担当する職員」が置かれます。

名称は心理指導ですが、「設備運営基準」の任用要件の中には、「心理“療法”の技術を有するもの」という規定があります。

さぁ、そろそろこんな方いませんか?
「療法って言ったり、指導って言ったり、心理指導を担当する職員って呼んだり・・・・なんで同じようなことをするのにバラバラなの!?」

気持ちはとてもよく分かります。
そして「追求心」に火がつくかもしれません。
しかし!STOPです!
それ以上考えるのはやめましょう。

その名前が違う理由について、試験で問われることは絶対にありません。
試験対策では法律で規定された事実を事実として受け入れ、おさえておけばOKです。

四谷学院では、ポイントをしぼった指導を行っています。
ご質問いただいた内容でも「ここまでは出題されませんよ」とアドバイスすることもありますから、安心してくださいね。
保育士試験に合格してから、色々くわしく調べてみるのもよいでしょう。

効率的に学習できるから、合格率が高いんです!
四谷学院保育士講座について、くわしくはホームページをご覧ください。