こんにちは、四谷学院の石田です。
今回は、過去の実技試験に、惜しくも不合格だった方の体験談をご紹介いたします。
普通は「合格体験記」をお伝えするのですが、不合格者の生の声って実はとても貴重なんです!!次回受験予定でリベンジに燃えている方には、ぜひ参考にして頂きたいと思います。
筆記試験は一発合格できたのに…Sさんの場合
私は、12月から保育士試験の勉強をはじめ、筆記科目は4月の試験で一発合格ができました。
そして満を持しての実技試験では、「言語」と「造形」を受験しました。
結果は・・・言語は38点、造形が26点。
造形が合格ライン30点に4点足りず、不合格でした・・・泣
足して2で割ったら合格点なのに…どうして個々で点数をつけるのだ!と意味もなく腹が立ちました…(苦笑)
今日はこの場をかりて、反省会をしたいと思います。
造形、今思えばこれが失敗だった
お絵描きに対する「圧倒的苦手意識」を払拭できなかったことです。
私、めちゃくちゃ絵が苦手なんですよ。見ながら描きうつすとかであればできるんですけど、頭の中の情景を絵で表現することが本当にできないのです。
でも、ピアノは小さいころに習っていただけなので「音楽」は選びませんでした。かなりブランクがありますし。練習する機会も作りにくいですし。
3分野から選択といっても、「造形」「言語」しか選択肢がない受験生、結構いると思います。
さて、・・・私がどんなに絵が苦手かというと・・・
たとえば「ドラ○もんを何も見ずに書いてみてください」と言われても、顔が丸くてひげがあるくらいしか思い出せずに描けないというような感じ。
でもこの情景の記憶って、いろんなパターンを無理やり頭の中に作って覚えてしまって、引き出しを増やし、それを組み合わせていくことで保育士試験だとある程度対応できる部分なんですよね。実際周りで合格している人はそのように言っていました。
私も、ある程度は練習をしていたんですが・・・
やっぱり、嫌いなものってついつい後回しにして間に合わないっていうことをやってしまいがちじゃないですか。
今回の造形でもそれをやってしまったのですよね。
筆記試験は自己採点の段階で、合格できていることはほぼ確定だったのに、練習を始めようとせず、合格通知が届いてやっと色えんぴつを買う…みたいな状況でした(汗)苦手なものほどきちんと練習しなければなのに…。
それでも「実技はほとんどの人が受かります!」というよく見る言葉に踊らされて、引き出しを増やさなかったのが敗因かなと思っております。
確かに、実技試験は8割以上の人が合格するらしいですが、それは裏を返せば2割は不合格の人がいるということですよね。この2割に入ってしまったんです。
「苦手 →見られるのが恥ずかしい →ひとりで練習 →後回しにしがち、さぼりがち」
となりがちですよね。
苦手なものこそ、プロに頼るべきだなあというのが今回の失敗を受けての反省です。
だって、
再受験になると合格が半年も遅れる上に、たった4点のために、また2万円近い受験料を払うことを考えると、多少お金をかけても添削指導に申し込んで、ムリヤリ練習して確実に合格するっていうのが、絶対に得だったのに!
苦手な人向けの添削指導講座は、そういう人のためにあるんですね…失敗しました。
言語は合格ラインをクリア!
反省点ばかり書いていると悲しくなってくるので、うまくいったことも自慢させてください。(笑)
言語の試験は1週間ほどしか練習してませんが38点取れました。
言語に関しては試験1週間前にそろそろ練習しなきゃ!!と思い立ってシナリオの音読をし始めたレベルのスロースタートでしたが、合格できました。
コツはとにかく頭の中で場面をイメージしながら、ストーリーを口になじませることだと思います。あと動画を撮って見返すこと。(恥ずかしいけれど、いろいろ見えてきます)
私は、仕事の関係で人前で話す機会がたまにあって、その際には、
「聞きやすいけど、落ち着きすぎ」
と評されていたくらい、熱く話すというのがあまりできないタイプ。実技試験は、その点が心配だったのですが、口演動画をまねて限りなく近づけることを心がけたら、合格点が取れていました。
ちなみに、ジェスチャーですが、子どもたちに見立てた台を床において、それを交互に見比べるという「視線を動かす」練習を行いました。自慢できるような工夫はこれくらい。
常に手は膝の上に置いていて、身振り手振りはほとんど行いませんでした。それでも、結構余裕のある点数がとれたので、ジェスチャーの有無は合否にそれほど関係ないのでは?と個人的には思います。
あくまで、自分が話しやすいスタイルが大事かと。
私の場合は、ジェスチャーをつけたほうが話しにくかったので、無理につけなくていい、というアドバイスを信じて正解でした。
<追記>平成31年前期試験以降は、「お話の内容をイメージできるよう、適切な身振り・手振りを加えてください」と追記されています。
今後の実技試験では、お話に相応しいジェスチャーが必須となります。
実技試験、どうしたら合格できるのか?:まとめ
Sさんの体験談はいかがでしたか?かなり赤裸々に語ってくださいましたので、ぜひとも反面教師にして、合格を目指して頂きたいと思います。
ちなみに、Sさんの造形作品(再現)を私も拝見しましたが、「すごーく下手」というわけではありませんでした。具体的な改善点やアドバイスは、改めてSさんにお送りしようと思います。
Sさん、「実技試験は誰でも合格できる」と言われてしまったがために、練習不足のまま実技試験を迎えてしまいました。
そのため、筆記試験に一発合格したのに、再受験することに・・・涙。
「筆記試験が終わり自己採点をしたら、即対策をはじめる!」と力説。
計画的に実技試験対策を行うことの重要性を実感されていました。
苦手意識のある科目については、プロの目線からのアドバイスもとても有効です。
添削指導オプションも是非活用して頂きたいと思います。
ということで、ここまで読んだあなたは、Sさんのように苦手科目から逃げずに、とことん向かい合って合格を勝ち取ってください!
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このブログは、四谷学院の保育士講座スタッフが書いています。
四谷学院は通信講座ですが、あなた専門のサポートスタッフ『担任の先生』がつくようになっています。それが、私たちです。保育士試験についての専門知識はもちろん、どうしたら迷いなく勉強できるか日々考えているプロフェッショナル集団です。