あなたが保育士試験の「実技不合格者」から逃れるために、今すぐやるべきこと

こんにちは、四谷学院の谷村です。

保育士試験には「筆記試験」と「実技試験」の2つの試験があります。
筆記試験に合格した人のみが実技試験を受験することができますが、全体の合格率はおよそ20%!

まさに、狭き門です。

この記事では、あなたが保育士試験「実技不合格者」から逃れるために、やるべきことをお伝えします。

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筆記試験で落ちる受験生が多数!

不合格者の多くは、1次試験にあたる「筆記試験」で撃沈しています。
試験データを見てみましょう。

筆記試験の受験者数:46,038人
筆記試験の不合格者:34,419人

出典:厚生労働省HP「保育士試験の実施状況(平成27年度)」

ようやく全8科目、細かく数えると9科目もある筆記試験を乗り越えて人たちが、次に臨む最終関門が「実技試験」なのです。
保育士試験の不合格者のうち約96%が筆記試験で不合格となっており、実技試験は受験すらできていません。

では、実技試験の詳しいデータも見てみましょう。

実技試験の受験者数:9,569人
実技試験の合格者数:8,528人
実技試験の不合格者: 1,041人

出典:厚生労働省HP「保育士試験の実施状況(平成27年度)」

実技試験の合格率は89.1%でした(平成27年度)。
実技試験の合格率は9割近いので、「楽勝じゃん!」と思った・・・あなた!
要注意です。

注目すべきは、その数字ではありません。
1,041人が不合格という事実を見つめてください。

実技試験の不合格者は、毎年確実にいらっしゃいます。

残念なことですが、
「え?うそ、実技試験、落ちた。。」
とつぶやく方がいるわけです。

しかも、平成27年度は地域限定保育士試験もあったんです。
地域限定(神奈川県・大阪府・沖縄県・千葉県成田市)の実技試験の合格率は62.8%でした。

全国と地域限定、それぞれの実技試験に落ちた人の合計は・・・2,000人を超えます!

これを、あなたはどう思いますか?

実技試験対策に不合格する対策法

保育士試験は、筆記試験は科目ごとに合格ができる試験です。
つまり、1回目の試験で5科目合格、2回目の試験で残りの3科目合格、そして実技試験に合格できれば、保育士資格を取得できます。
試験は年に2回あり、さらに地域限定試験も利用できます。

合格科目は、3年間免除してもらえますから、1回の試験で2科目ずつ合格してもまだ余裕ですね。
マイペースに進めることもできますが、毎年受験生というのはキツイというのが正直なところです。
できるだけ短期集中で合格するのが、学習コストも抑えられますし、何より受験の負担が少なくなります。

さあ、第1の狭き門を突破し、実技試験の受験票が無事に手元に届いたとします。

あなたは何をしますか?

常に一人で練習する

スクール等に通っていない方は、基本的に自宅で一人で練習することになると思います。
書店で書籍を購入したり、ネットで情報を集めたり動画を見たり・・・

確かに、ある程度の対策はできると思います、インプットならば。

実技試験は、その名の通り「実技」です。
実際に弾き歌い、絵画を描き、お話をします。

実技練習、どうしますか?

では、ちょっとしたテストです。

あなたへのテストです
思い切って笑顔を作ってください。

はい!鏡を見て!!

いかがでしょうか?
自分が思っている通りの笑顔ができていますか?

笑顔も表情も問題ない、という方は、大丈夫です。
独学で対策をしても、挨拶や印象という点では自信をもっていただいて良いと思います。

もしも、
「あれ?もっと笑ってるつもりだったのに」
「思っているほど笑顔になっていない」

という方は、早急に実技の対策が必要です。

もしかすると、合格ラインを自力でクリアすることが、難しいかもしれません。
「思ったほど声が出ていない」
「思ったほど表情がない」
「音楽」「言語」の試験では、まさにこれが命取りになります。

そんな危険な橋は、渡りたくないですよね?
ぜひとも、今日から笑顔の練習、声出しの練習(発声練習)を始めましょう。

練習すれば、笑顔は良くなります!
笑顔ができるようになれば、自然と笑顔の声も出せるようになります。

ひたすら繰り返す

「音楽」には課題曲が、「造形」にはテーマが、「言語」には課題のお話があります。
「音楽」「言語」に関しては、試験当日まで、毎日同じ歌やお話を練習することになりますが、これが実は危険です。

特に「言語」は注意しましょう。

何度も読みますよね?何度も何度も話しますよね?
ストーリーを覚えてしまいます。
話す言葉も、一言一句、同じ文章になるかもしれません。

「お経」のようになりませんか?
どうでしょう?大丈夫ですか?

例えば・・・
「3びきのこぶた」は、おおかみが執拗にこぶたの家まで来て、嫌がらせをします。しかも、家を吹き飛ばそうなんてします。

なんて、おかしなおおかみでしょう。
絶対おかしいですよね?
吹き飛ばさなくたって、こわす方法はいくらでもありますよね?
玄関や窓からの侵入を試みませんか?

絶対、へん!(笑)

まさに、ここにお話の「おもしさ」があります。
「へん!」だから、子どもたちが笑うんです。

このおもしさ、おかしさ、そして驚きが・・・
繰り返し練習するうちに薄れてしまいます。

するとどうでしょう?

そうです。
子どもが食いつかなくなります。

まあ、納得です。
何度も同じ話を聞くと飽きます。つまんないですよね。
だから、「新鮮な気持ち」でお話ししましょうね!

・・・と言われても、
「じゃあどうすれば新鮮な気持ちになるんだ!」
となります。
どうしていいかわからないかもしれません。

正直に言いましょう。
私もわかりません。

「ここでちょっと間をとるといい」とか「ここで息を思いっきり吸ってからボリュームを一気に上げる」などがありますが、これは私の場合なんです。すべての人に使えるテクニックかというと、必ずしもそうではないと思います。

私のことで恐縮ですが、私は腹式呼吸が苦手です。もともと声が大きくありません。だからこそ、「ここぞ!」という時にでかい声を出すと、効果バツグンなんです。
でも、元から声がよく通る方には、違ったメリハリのつけ方があると思いますし、もっと優しく話す方には違った盛り上げ方があると思います。

ということで、
ある程度お話が頭に入ったら、ただ繰り返すだけでなく、さらに「お経のようにならない」「あたかも初めて聞いたお話のように盛り上げる」という工夫が必要になってきますが、工夫の仕方は、話し手一人ひとりで異なります。
どんな風にしたら、子どもたちが楽しめるお話になるか、よく分析して考えていく必要があります。もちろん、それがちゃんとできるように練習も必要ですね。

実務経験があるから特別な対策はしない

こうおっしゃる方、よくいらっしゃいます。
「普段から読み聞かせしているから、大丈夫。」

そうですね、きっと読み聞かせはお上手だと思います。

しかし、残念!
試験は読み聞かせではありません。

絵本や台本・シナリオ、人形やペープサートなど、一切の持ち込みはナシ!
声、表情、そしてジェスチャーでお話をしなければなりません。

しかも、3分にまとめる。

お話が途中でも「続きはまた明日ね!」は通用しないんです。

もちろん、3分以内に終わらなかったり、短すぎるから不合格というわけではないようですが、それでも「3分間にまとめる」とあるのですから、そこは無視できません。
3分ちょうどで、「おしまい」となるのが理想です。

実際の保育の現場では、このような「お話の仕方」は稀ではないでしょうか?
絵本も紙芝居も人形もなし、というのは、かなりレアなケースですよね。何かしら使うものです。

しかも、制限時間あり。試験官に見つめられて話す・・・
全然、いつもと違います!!

ですから、「普段やっているから大丈夫」というのは、実はそれほどプラスには働かないんです。

さらに続きます。
特にご自身のお子様に読み聞かせをする場合、大抵は子どもは一人です。多くても3人というところでしょう。(年齢差があると読み聞かせする絵本も変わってきますものね)

試験では「15人程度の子ども」が対象です。
多いです。目の前に15個のトイレットペーパーを転がしてみてください。めっちゃ多いです。

もちろん、子どもはトイレットペーパーより大きいですが、何となくおいてみると
「このくらいの範囲の子どもたちが座って、私を見つめている・・・」
というイメージができると思います。
できます・・か?

「どのくらいの声の大きさが適切でしょうか?」
「話すときは、どこを見ればいいでしょうか?」

たくさんいただく質問です。
本当にイメージしにくいですよね。

「15人のイメージ」については、現場経験がある方にはかなり有利です。そこは間違いありません!

実技試験で落ちないために――まとめ

実技試験対策でやりがちな練習方法をご紹介してきました。

実技試験の後、四谷学院には
「なぜ落ちてしまったか、わからない」
「合格基準って何ですか?」
というお問い合わせがあります。

それはもう、悲痛な叫びです。

でもでも・・・
よくよくお話を伺っていきますと
「そういえば、ちょっと暗かったかもしれません」
「やっぱり練習不足だったと思います」
というお答えが返ってきたりもするんです。

実技試験には「これが正解」というものはありません。
逆に、これをやったら絶対に不合格になる、というのも必ずしもありません(常識の範囲内で、ですが)。

ただやみくもに練習してほしくない、甘く見ないでほしい、という気持ちを込めてお伝えしてきました。
実技試験を甘く見ていると、痛い目に合います。
そういった「実技試験 不合格者」をこれまでずっと見てきたんです。

せっかくがんばって手にした筆記試験の「合格」を無駄にしないでほしい。
「ウサギと亀」のお話の「ウサギ」にはなってほしくない。

今回の試験で、実技試験にも合格してほしい!そのためにこの記事でお話させていただきました。

めったに聞けない、実技試験に不合格になってしまった人の声を、コチラでもご紹介しています。

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四谷学院では実技試験対策講座を開講しています。
特に「添削指導のオプション講座」は本当におススメです。

単なる一般論ではなくて、「あなたの実技」を個別に指導しますから、あなたらしさを活かしながら「試験の合格」へと導いていきます。

「ここを直すとよくなる」ということが明確にわかるので、限られた時間で効率的に練習ができるのもうれしいことですね。

もともと、添削指導オプション講座は、受講生の方の声から生まれた講座です。

「これでいいのかわからない、個人的に指導をしてほしい」
「練習はしてるけど、不安がなくならない。私の不安をなくしてほしい」
「本当にこれで大丈夫なのか、実際に見てほしい」
「ほかの人ってどうしてますか?気になって仕方がない」
「私の実技は合格ラインをクリアできているの?」

みなさんからのこのような声を受けて開講したのが添削指導オプション講座です。
特に全国どこにいても自宅で指導が受けられるのが、一番のメリットです。

「実技不合格者」にならないためにも、
実技試験への万全の対策をお勧めします。

詳しくは、四谷学院通信講座「保育士講座」のホームページをご覧ください。


>四谷学院通信講座 保育士講座「実技試験対策」