こんにちは、四谷学院の石田です。
試験勉強といえば、「過去問題対策」が欠かせませんよね。
しかし、残念ながら過去問題を正しく、そして100%活用できている方は、とっても少ないのです。
この記事では、過去問題の正しい活用法をご紹介します。
目次
過去問題は何年分解くべきか?
過去問題とは、以前の試験で出題された問題のことです。
過去の問題つまり、古い情報です。
このことを無視して、過去問題をそのまま勉強してしまうとまちがった知識を覚えてしまうことになります。保育士試験は、法律や統計についての問題もよく出題されますから、古い法律をもとにした問題や、学説が変わってしまった場合には、勉強する意味がありません。
さらに・・・「過去にたった1回出題された内容」と「毎年かならず出題される内容」、2つをまったく同じようにとらえて勉強するのも効率がよくありません。
「過去10年分の試験問題を解こう!」と考える方もいるかもしれませんが、
ちょっと待った!!
それは、決して賢い試験対策とはいえないのです。
過去問題にテキストに書かれていないことが出ているみたいだけど?
ちなみに、四谷学院のテキストは、「100点取れるテキスト」ではなくて「合格できるテスト」です。
つまり、網羅的なテキストではなくて、合格ラインをクリアできるテキストです。
必要な情報を絞って掲載しているんです。
ですから、「過去問題に出ていたことが、テキストに出ていない」そういう場合もあります。
もしも、試験に出る可能性が1%でもあるものを、すべて網羅しようとしたら・・・
テキストは何百ページにもなってしまいます。
いかがでしょう、勉強できますか?
忙しい人にとって、学習負担として重すぎますよね。
保育士試験は、基礎的な知識をしっかりと把握していれば、合格ライン6割以上とれるような問題が出題されるという傾向にあります。ということは、効率的に合格を目指すのであれば、基礎的な知識を身につけることが大切になりますよね。
中にはひっかけ問題や難しい問題もありますが、そういう問題に固執せず、基礎的な問題で着実に得点すること、○×の組み合わせに力を借りて要領よく正解を絞り込むことなどが、合格への近道です。
効率的に得点するためのこちらの記事も参考にしてくださいね。
目的は「形式に慣れること」
保育士試験においては、過去問題に取り組むもっとも大きな目的は「形式に慣れること」です。
過去問題をチラリとご覧いただくとお分かりかもしれません。「○×問題の組み合わせを選ぶ」という形式が多いのです。
この出題形式は、ちょっと珍しいモノ。一度は過去問題に取り組んで、形式に慣れておくことが必要です。
少なくとも1回は、直近の試験問題を使って「形式に慣れる」のが、もっとも安全な過去問題の使い方といえるでしょう。
よい問題集で出題傾向を把握する
現場で保育士として活躍していただくためには、保育に関わる基本的な知識を確実に身につけていることが何よりも重要です。
ですから、かつて1回だけ出題された問題にこだわってしまったり、全体の流れを十分に理解できないまま、ひたすら過去問題を解くような勉強方法は、試験対策としても、そして保育士として必要な知識としても、最適とはいえませんよね。
さらに、過去問題はどんどん古くなってしまいます。
質の高い問題集は、頻出項目や出題傾向が分析されています。質の高い問題集に取り組むことで、出題傾向を把握するようにしましょう。
「今」にあわせてバージョンアップつづける四谷学院の「演習トレーニング」
四谷学院では、もちろん、毎年出題傾向を分析し、重要ポイントをしっかり押さえて学習できるようにカリキュラムが構成されています。
しかも、常に最新の法律や保育界の傾向を踏まえて、演習トレーニングをバージョンアップしていますから、安心して学習に集中できますよ!
本日の学習の前に、ぜひチェックしてくださいね。 四谷学院 受講生専用ページ
過去問題の危険性を知っておこう
過去問題そのものを否定するつもりは、まったくありません。ぜひ上手に使って、対策に役立てていただきたい、そう思っています。
そこで・・・
今すぐ!お手元の過去問題をチェックしててください。
あなたのお手元にある「過去問題集」は、あなたが受ける試験の法令基準日に合った内容になっていますか?
コワいのは、古い情報・不適切問題がそのまま掲載されていること。
せっかく勉強しても、間違った知識を覚えてしまいます。
四谷学院では、試験の2か月ほど前に、直近の試験の法令基準日に合わせて変更点をまとめたデータとともに過去問&解説を受講生専用ページにて公開しています。
古い情報や不適切問題などをまとめていますので、安心して取り組んでいただけます。
これから受講を検討されていらっしゃる方は、四谷学院の保育士講座についてホームページでご確認ください。
このブログは、四谷学院の保育士講座スタッフが書いています。
四谷学院は通信講座ですが、あなた専門のサポートスタッフ『担任の先生』がつくようになっています。それが、私たちです。保育士試験についての専門知識はもちろん、どうしたら迷いなく勉強できるか日々考えているプロフェッショナル集団です。