実技試験 合格しやすい実技科目は?

※この記事は約5分で読めます。

こんにちは、四谷学院の石田です。
今日は、保育士試験実技試験で多くの人が悩むこと、あなたにとってベストな実技分野を選ぶコツ
というテーマでお届けいたします。

各分野の特徴

まずは、3分野の特徴を、具体的にダダダーー!とお伝えします。気楽に読んでみてくださいね。
「練習、楽しそうだな~」と思えそうか、チェックしてみてくださいね。

音楽

内 容
課題曲2曲を、楽器を弾きながら歌います。
楽器は、ピアノ、アコーディオン、ギターから選択。
課題曲は有名な童謡、唱歌が多い。

 

課題曲自体の難易度は高くありませんが、ピアノやギターの経験がまったくない方にはハードル高めです。
ピアノを両手で弾く+歌うので、かなり練習が必要ですね。
経験者(バイエルとか)であればOK。ブランクがあっても、おうちにピアノがあれば練習しているうちに思い出せるでしょう。
ギターはコードを優先して伴奏するように指示がありますので、コードを知っている方にとっては非常に簡単な伴奏です。

なお、課題曲の簡易楽譜は、受験概要に掲載されます。

ただし、ピアノを選ぶ方はご注意ください。
掲載されているのはコードのみの、「簡易楽譜」なので、左手の伴奏部分は自分でつくったり探したりしなくてはいけません。
市販の楽譜でもOKとなっていますが、ご自身にあった難易度であるかどうか、確認しましょう。
なお移調するのは問題ありません。

音楽課題曲 試験で求められる伴奏技術
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造形(絵画)

 内 容
45分の制限時間内に、タテヨコ19cmのサイズでテーマにそった色鉛筆画を描きます。
テーマは当日発表されますが、保育園での活動の様子を描くことがほとんど。

 

お子さんにアニメのキャラクターを描いてあげているとか、漫画研究会だったとか、とにかく絵を描くのが好き!という方にはぴったりの試験です。
実技試験の中で唯一の一斉試験ですので、ものすごく緊張しやすく、人前で何かするのが苦手という方は、「造形」分野を選択するがよいかもしれません。

ただし、1作品仕上げるのに1時間ほどかかります。ほかの科目より対策の時間はちょっと多めになりますね。

なお、色えんぴつの選び方も重要!
制限時間内で作品が完成しない!という方でも、「色えんぴつを替えたら、時短できた」という報告もいただいています。
色えんぴつ選びを侮るなかれ!です。

実技試験「造形」で合格できる色えんぴつは?
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言語

内 容
3分間のお話し、口演の試験で、年齢と人数が指定されます。その年齢にあった話しぶりで、子どもたちに語りかけるように話すことがポイント。

 
お子さんに絵本を読んでいる、読み聞かせのボランティアをしている、俳優・女優志望の方はこの科目をぜひ!

口演というのは、書いたとおりで、口で演じる、ということです。
素話(すばなし)とも言いますが、絵本や紙芝居などの道具を一切使わずにお話しをすることで、「読み聞かせ」とはまったく別物ということを頭に入れておきましょう。

また、ご家庭でされているお子様一人ひとりに対するお話と、15名ほどの子どもたちへのお話とでは大きく違います。声の大きさだけでなく、目線の配り方、姿勢なども注意が必要ですね。

「言語」の試験で頼れるものは、自分の「声」「表情」「言葉」だけ。
子どもに話しかけたり、お話を読んだりするのは得意!という方でも、気を抜かずに、しっかり対策をする必要があるでしょう。

実技試験の選び方 

いかがでしたか?
「この分野は練習が楽しそうだな~」と思えたのは、どれでしたか?
 ・
 ・
 ・
そうです。
それがあなたのベスト分野です。

逆に、「これだけはダメ!」と苦手意識が強い科目があるなら、消去法で科目を選んでもOKです。
苦手なものを楽しいに変えるのは、2~3年かかるかもしれません。ここは短期決戦でいきましょう。

同級生から「画伯」なんて呼ばれている方、家族から「オンチ」といわれる方、ここは意地を張らずにあきらめましょう。
だいじょうぶ、画伯でもオンチでも保育士さんにはなれますからね。

分野が決まったら・・・

さあ、これで2分野を選べましたね?

これから着手して欲しいことは、こちらです。

音楽 → 楽譜の準備
造形 → 色えんぴつと画用紙の準備
言語 → シナリオ(台本)の準備

 
いよいよ練習開始です。

不安が残る方は、四谷学院の実技試験対策講座をぜひご活用ください。
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「こんな、変な質問でも大丈夫かしら?」というご心配はいりません。
不安がすっきりなくなるよう、しっかりとご説明いたします。