音楽課題曲 試験で求められる伴奏技術

  公開日:2017/06/21
最終更新日:2018/08/01

※この記事は約3分で読めます。

こんにちは、四谷学院の谷村です。

音楽の課題曲の楽譜は、例年「受験申請の手引き」に掲載されています。
実は、ここには、メロディー部分しか掲載がありません。

この記事では、メロディー部分しか掲載がない理由を分析して、試験で求められる伴奏について解説します。

受験生の実力差を埋めるため

受験生の中には、はじめてピアノを触る方もいれば、すでに現場でピアノを弾きこなしている方もいます。
リトミックの講師やピアノの先生など、音楽を本業とされている方もいますよね。

ピアノをはじめとする楽器は、演奏経験により付けられる伴奏レベルに大きな差が出るもの。

しかし、試験ではあくまで「保育士として求められる力」が十分であるかを確認するだけですから、ピアノが苦手な方でも大丈夫です。
「音楽の先生」ではなくて、「保育士として」ならば、合格ラインは超えられるように採点基準が設定されている、と考えられます。

試験では、「伴奏」の楽譜は指定されていません。受験生自身が自由に伴奏を付けられるのです。つまり自身の実力にあわせた伴奏を付けられるようになっています。
誤解を恐れずに言うならば、ヘタな人でもヘタなりに、伴奏がつけられればOKだよということ。
子どもたちと一緒に楽しく歌うためには、必ずしも、高度な演奏技術は必要とされていないのです。

楽器の特性を考慮するため

試験では、楽器を選ぶことができます。
ピアノ、ギター、アコーディオンのうち1つ選びますが、圧倒的に多いのはピアノ。2番目がギターです。比較的男性受験者にギターが多いようです。

楽器によって、伴奏のつけ方が異なってきます。

ギター・アコーディオンの場合
コードの和音での伴奏が一般的です。

「手引き」には以下の注意書きがあります。
「添付楽譜のコードネームを尊重して演奏すること。」

ピアノの場合
ピアノは「単音での伴奏や動きのある伴奏もつけやすい」という特徴があります。

「手引き」には以下の注意書きがあります。
「市販の楽譜を用いるか、添付楽譜のコードネームを参照して編曲したものを用いる。」

ピアノの場合、コードをそのまま伴奏として弾くことは推奨されていないということが注意書きから読み取れます。

伴奏楽譜が指定されていない理由として、ピアノ、ギター、アコーディオンそれぞれの楽器の特性を踏まえて、伴奏の自由度を広げていると考えてよいでしょう。

ピアノ伴奏の注意点

もっとも選択者が多く、伴奏の自由度も高いのがピアノです。ピアノの伴奏について、受講生からご質問をいただきました。

「片手で弾いてもいいですか?」

初心者の方にとって、「両手で弾き、しかも笑顔で歌いながら・・・」というのは、非常に難しいように思えるかもしれません。
右手でメロディーのみ弾いて、左手はひざの上という形は、一般的にピアノの伴奏とは言えません。
実技試験音楽科目は、「楽器で伴奏をつけること」を前提とした試験です。両手での伴奏が原則と考えましょう。

そのかわり、難易度は下げてOKです。
片手はメロディラインでもよいですし、両手ともに伴奏でメロディは歌う、という方法でもよいでしょう。

保育士試験における伴奏技術:まとめ

楽器での伴奏は、難しいものである必要はありません。

これまで四谷学院には
「難しい伴奏を弾いた人の点数が高い」とか
「簡単な伴奏だと点数が低い」
などの報告はありません。

むしろ、簡単な伴奏にして歌唱に集中して力をそそぎ、楽しく笑顔で弾き歌いできた人は高得点の傾向があります。
四谷学院のオリジナル伴奏つきの楽譜は、「歌いやすさ」を重視した伴奏になっているので安心ですね。

詳しい講座の内容は、ホームページでご確認いただけます。

 

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