こんにちは、四谷学院の石田です。
今日は、実技試験「言語」について解説します。
「言語」の分野は、カンタンに言うと「お話をする」試験です。課題を具体的にみてみましょう。
「言語」の試験の課題は、非常に明確
3歳児クラスの子どもに「3分間のお話」をすることを想定し、4つのお話から一つを選択し、子どもが集中して聴けるようなお話を行う。
● 子どもは15人程度が自分の前にいることを想定する。
● 一般的なあらすじを通して、3歳の子どもがお話の世界を楽しめるように、3分にまとめてください。
● お話の内容をイメージできるよう、適切な身振り・手振りを加えてください。
※「受験の手引き」より。下線部は四谷学院による補注
いかがですか?
意外にも、試験内容がはっきりしています。
ポイントになる「数字」はこの3つです。
曖昧でなく、数字ではっきり示されていますね。
お話しする対象や人数、お話の長さなどはっきり指定されていますから、実は、対策しやすい試験なんです。
落とし穴になる?!シナリオは自分でつくらなければならない
課題のラインナップは、どれも有名なお話ばかりです。本屋さんや図書館で、簡単に手に入れることができます。
しかし、ここに落とし穴が。
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当然ながら、市販の絵本って「お話しの試験」を想定していません。だから、そのまま使うにはちょっとむずかしいのです。
ムム、このフレーズは音楽の楽譜にも出てきましたね。
そうです、市販のものは、そのままでは試験に使えません。
「言語」であれば、自分でシナリオをつくらなければならないんです。
これが、やっかいな仕事になります。
まずは、上のポイントを押さえた「シナリオ作り」に着手しましょう。
「シナリオ」は練習をしながら変えていくこともできます。
合否の分かれ目は、「語りかけができるかどうか」
では、仮にシナリオが出来上がったとしましょう。
普段、お友達やご家族とお話しするときには、
「~~だよね?」
「~~と思わない?」
「~~~、ねえ聴いてる?」
相手の反応をうかがいますよね。
お話の試験でも同じです。
試験会場に、実際子どもはいませんが、「お話の時間を想定して」試験は行われます。
なんと、子どもに見立てた椅子もありますよ。
話し手は、物語の展開はもちろんわかっていますよね?
「ももたろう」は、最後には鬼をやっつけるし、
「おおきなかぶ」はちゃんと抜けます。
「3びきのこぶた」はオオカミをやっつけます。
お話の結論もオチもわかっていますが、それでも、子どもたちと一緒に
「どうなるんだろう~~ワクワク!」という気持ちでお話すこと。
これが「言語」試験の、最大にして最強の合格のコツです。
四谷学院では、そのまま使えるシナリオ(台本)をご提供!
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