こんにちは、四谷学院の石田です。
この記事では、保育士試験を受験することで保育士になる方法をご紹介します。
目次
保育士資格試験とは?
保育士資格試験は、条件を満たせばどなたでも受験することができます。
国家資格なので、合格すれば一生涯有効の資格となっています。 受験者数は、なんと毎年5万人以上!しかも受験者数は毎年増加傾向にあります。
多くの方が資格を目指す、今注目の国家資格です。
主な受験資格
保育士資格試験の、主な受験資格は以下のとおりです。
※学部学科は問いません。
○ 高校卒業後、児童福祉施設等で2年以上の実務経験がある方
○ 児童福祉施設等で5年以上の実務経験がある方
大学や短大、専門学校を卒業されている場合、出身の学部や学科は試験に影響しません。「保育」や「教育」「福祉」などとまったく関係のない学部出身であっても、受験することができます。
また、受験条件として年齢制限もありませんから、長くサラリーマンや主婦として働いてきた方でも、すでにお仕事を退職された方でも、どなたでも受験が可能です。
試験に合格して、保育士資格を取得することで 保育士への転身を目指せます。
保育士資格試験の日程
保育士資格試験は、年1回の試験でした。しかし、近年では保育士の確保のため年2回試験が実施されています。
試験回数が増えている今がチャンス!ということです。
そこで、保育士試験を目指す場合には、まずはもっとも早く受けられる保育士試験の日程をチェックしましょう。
そして、1日でも早い合格を目指してスケジュールを組んでいきます。
保育士資格試験の科目
保育士試験には、「筆記試験」と「実技試験」があります。筆記試験の全科目に合格したあとに、実技試験に臨むことができます。
両方のすべての科目に合格することで、初めて「合格」となります。
合格科目・免除科目
保育士資格試験は、科目ごとに合格が可能です。
合格した科目はその年を含めて3年間、免除申請を行うことができます。
※保育等の直接の業務経験があれば、最長5年まで免除期間を延長できる制度もあります。
また、以下の資格をお持ちの場合は、受験する科目が一部免除されます。
「幼稚園教諭」
「社会福祉士」「介護福祉士」「精神保健福祉士」
科目 | 幼稚園教諭免許 【※1】 | 社会福祉士 介護福祉士 精神保健福祉士 | 幼稚園教諭免許 + 3福祉士資格 | |
筆 記 試 験 | 保育原理 | ○ | ○ | ○ |
教育原理 | 免除 | ○ | 免除 | |
社会的養護 | ○ | 免除 | 免除 | |
子ども家庭福祉(児童家庭福祉) | ○ | 免除 | 免除 | |
社会福祉 | ○ | 免除 | 免除 | |
保育の心理学 | 免除 | ○ | 免除 | |
子どもの保健 | ○ | ○ | ○ | |
子どもの食と栄養 | ○ | ○ | ○ | |
保育実習理論 | ○ | ○ | ○ | |
実 技 試 験 | 音楽分野 造形分野 言語分野 | 免除 | ○【※2】 | 免除 |
受験科目数 | 7科目 受験 | 6科目+実技 受験 | 4科目 受験 |
【※1】幼免所持者「3年以上かつ4,320時間以上実務経験」の場合、さらに「保育実習理論」免除となる。→6科目受講
【※2】実技試験はいずれか2分野選択(受講時は3分野セットです)します。
保育士資格試験の合格率
保育士試験の合格率は、およそ20%程度です。5人に一人が合格できる、という割合です。
決して簡単な試験ではありませんが、合格率は上昇傾向です。さらに、年1回から年2回に、さらに地域限定保育士試験の実施と、受験回数が増えたことでチャレンジしやすくなっています。
待機児童問題や保育士不足が社会的に大きな問題となっている今、保育士資格を取るには絶好のチャンスと言えるでしょう。今、あなたの力が求められています。
保育士として働くためには「保育士資格」は必ず必要な資格です
保育園で働くのは、だれでも可能です。しかし、「保育士」として働くことはできません。そもそも、資格をもっていなければ、「保育士」と名乗ることができません。保育士は有資格者だけが名乗れる「名称独占資格」なのです。
以前は「保母・保父」といった任意資格で、試験も都道府県単位で行っていましたが、2003年の児童福祉法改正によって保育士資格は、国家資格になり、現在では、全国統一試験が行われ、この保育士資格試験に合格することで保育士になることができます。
保育士資格は、保育園をはじめとする児童福祉施設などで、保育士として働くためにはぜったいに必要な資格です。
そのため、多くの施設・園や企業で、資格手当てや資格を取得するための助成制度を採用しており、保育士を増やそうという動きが大きくなっています。
自宅にいながら保育士を目指すなら…
「よし、保育士を目指そう!で、どうしたらいいかな?」
資格試験対策は、もちろん自宅でも可能です。
お仕事や家事、育児に忙しいとは思いますが、毎年多くの方が「保育士資格」を手にしています。
四谷学院では、自宅でできる「保育士試験対策通信講座」を開講しています。
あなたも、来年は「保育士さん」になれるかもしれません!
通信講座について、くわしくはホームページをご覧ください。お電話での受講前相談も受け付けていますから、気になることがあればお気軽にご質問くださいね。
このブログは、四谷学院の保育士講座スタッフが書いています。
四谷学院は通信講座ですが、あなた専門のサポートスタッフ『担任の先生』がつくようになっています。それが、私たちです。保育士試験についての専門知識はもちろん、どうしたら迷いなく勉強できるか日々考えているプロフェッショナル集団です。