保育士試験の合格率は?試験はいつ?学習期間は?

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こんにちは、四谷学院の野本です。

保育士さんとして働くためには、国家資格である「保育士資格」が必要です。
もちろん、資格がなくても保育の仕事はできますが、国家資格があると、ググッと活躍の場が広がり、就職にも断然有利になります。

保育士資格を取るためには2つのコースがあります。

(1)学校に通って、卒業と同時に資格を得るコース
(2)保育士試験に合格して、有資格者になるコース

ここでは2つめの保育士試験に合格して保育士さんになるコースについて詳しく解説します。

専門学校・短大・大学卒業が受験条件

資格試験を受験するためには条件ですが、専門学校・短大・大学を卒業していれば、誰でも受験することができます。学部・学科は問いません。
なお、平成3年3月31日以前に高校を卒業されている場合は、最終学歴が高校卒業でも受験できます。

保育とまったく異なる仕事についている方や主婦の方でも、保育士試験に合格すれば、誰でも保育士さんになれるのです。

合格率は20%程度

保育士試験の全国平均合格率は、20%程度です。
数字だけ見ても、簡単には合格できる試験ではないということがわかります。

逆に言えば、だからこそ価値のある資格ということです。
就職の際にも「資格試験で合格!根性あるんですね」とその努力を評価されるケースも。

 
近年合格率は上昇傾向にはあります。幼稚園教諭の方が、「保育教諭」になるための受験が奨められていること、試験の回数が増えたことなどが影響しているかもしれません。
試験の出題内容が簡単になった、というわけではないようです。科目によっては、細かい部分まで問われ、また、法律からの出題もあるため、ある程度の時間を掛けて勉強する必要があります。

チャンスは年に数回

保育士試験は、年に数回行われます。
地域限定試験を含めれば、チャンスはもっと増えます。

筆記試験は2日間(土曜日と日曜日)、実技試験は1日(日曜日)に行われます。実技試験は2次試験のような扱いで、筆記試験に合格した方のみが受験できます。

近年では、春と秋に1回ずつ試験が行われ、さらに地域限定試験が夏に行われています。最大で年3回保育士になるチャンスがあります。

出願期間は、試験のおよそ3ヶ月前に設けられるケースが多くなっています。受験要件を証明する「卒業証明書」の提出が必要になりますが、ご結婚などでお名前が変わっている場合は、「戸籍抄本」などの提出も必要になりますので、早目の準備が大切です。

出願に必要な書類は、インターネットもしくは郵送で取り寄せることができます。

学習期間は1年以上

保育士試験は、他の資格試験と異なり、「科目合格」が認められています。
つまり、すべての科目を一発で合格しなくてもよいということ。これはとってもありがたいですね!

(例)
1回目受験 筆記試験5科目合格
2回目試験 筆記試験残りの4科目合格 +実技試験合格
→ 保育士試験合格!

「科目合格制度」がある資格試験は珍しく、このことからも「保育士試験の一発合格は難しい」ということが分かります。

効率よく保育士試験に合格したいなら…

保育士試験の出題範囲膨大です。保育の歴史、教育の原則、保健衛生や子どもの心理学、栄養学や楽譜の読み方まで・・・一般的に、全科目合格のためには1年以上が必要とされています。

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