「保育実習理論」音楽分野を攻略するには?

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こんにちは、四谷学院の野本です。

「保育実習理論」という科目は、音楽や図工、言葉、そして遊びなどにかかわる知識や、保育所保育指針の内容など、まさに「保育実習」の「理論」部分を学ぶ科目です。
たまに「え?実習があるの!?」とあわてる方もいらっしゃしますが、ご安心ください。
理論についての試験です。つまり、マークシート式のペーパーテストです。

今回はその中でも苦手意識を持つ方の多い「保育実習理論」科目の音楽に関する出題について解説します。

出題傾向が決まっている

音楽については、例年出題傾向が同じです。
全部で20問ある中で、5-6問が音楽に関する問題となっています。

実技試験では音楽を選ばなくても「造形」「言語」の2分野で受験ができますが、筆記試験では「音楽」の問題をすべて放棄する・・・となると、
音楽を除いた14問中、12問以上正解しなければならない計算になります。
つまり、合格のために正解率は80%以上必要となります。

6割得点できれば合格の保育士試験のハードルが、一気に上がりますよね。
ですから、「音楽問題は捨てない」というのをおすすめします。

後半から解いてもOK

第1問から、いきなり音楽に関する出題です。
しかも早々に「楽譜の読み解き問題」が出てくるので、ピアノなど音楽の経験が少ない方は心は折れる・・・かもしれませんね。
試験時間は60分と、充分にありますが、ここで時間を使いすぎると『あせり』を生みます。
「音楽」の問題を飛ばしてしまう、という選択肢もあります。
ほかの問題を一通り解き終わってから、落ち着いて音楽問題に着手する方法です。

その場合には、マークシートの記入ミスに気をつけてくださいね!

第1問の攻略はこちら!
https://yotsuyagakuin-tsushin.com/b/bansou/

音楽用語はイタリア語

音楽用語に関する問題は、理屈を理解するのではなく、用語をある程度頭に入れれば得点できます。
ここも、確実に得点できるようにしておきましょう。

英語やイタリアの知識があれば、すっと理解できますよ。
たとえば・・・「ドルチェ」→イタリア料理のレストランやコンビニの「デザートのコーナー」で目にしますよね。
音楽用語で「ドルチェ」といえば「甘く、柔らかに」という意味です。
イタリアのスイーツ(ティラミスとか?)の甘くてこってりした感じを思い浮かべるのでは?

こちらも参考にしてくださいね!
https://yotsuyagakuin-tsushin.com/b/ongaku-goro55/

実は得点源!移調問題

実は・・・得点源になるのは、移調の問題です。
楽譜で示された音符の位置が鍵盤でわかり、正確に移調の仕方さえ理解できていれば、平行移動することで正解できる問題です。
なんのことやら・・・?という方もまだいらっしゃると思いますが、「調の意味を知る」「度を数える」という基礎をおさえられれば、意外と簡単なんです。

「移調って何?」
「なんだか難しそう~」
と思うかもしれませんが、確実に正解できる得点源となる問題です。

「必ず答えが出る問題だ」と思って取り組んでくださいね。

過去問題を活用しよう!

最初にもお伝えしたとおり、音楽分野の出題傾向はここ数年、変わっていません。
そのため、基本的に過去問題は試験直前に取り組むことをおすすめしていますがこと音楽分野の対策については過去問題集を活用して対策することが効率的といえるでしょう。

四谷学院の過去問題の解答解説集はすごい!
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「正解を解説する」ではなくて、「正解を導くための考え方、手順」を解説していますので、一度方法が分かれば、同じような問題にはすべて適用できます。

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