こんにちは、四谷学院の石田です。
この記事では、保育士の実技試験をギターで受験するに当たっての注意点を記載します。
ピアノにしようか、ギターにしようか、迷っている方も参考になさってくださいね。
目次
ピアノとギター、どっちの受験生が多い?
実技試験では、圧倒的に「ピアノ」での受験生が多くなっています。
実技試験は、ピアノ、ギター、アコーディオンから1つ楽器を選び、課題曲を歌いながら弾く、という試験です。残念ながら「アコーディオンで受験しました!」という方には、今までお会いしたことがありません。なかなか、自宅にアコーディオンがある、という方は少ないのかもしれませんね。
(個人的には、小中学校の音楽クラブでアコーディオンを弾いていましたので、身近な楽器です!)
試験会場でギター受験生は目立ちます。というのは、ギターケースを担いでいらっしゃるからです。
ピアノ以外、つまりギターとアコーディオンは、試験会場に持参する必要があります。ギター受験者は、ギターケースも準備しましょう。ソフトカバーでもハードカバーでも、どちらでもOKです。
試験での採点のポイントは?
実技試験の「音楽表現に関する技術」において、メインは歌唱です。伴奏は、歌唱を引き立てる位置づけとなります。
どんなに伴奏がすばしくても、歌唱がお粗末では合格は遠いということですね。逆に、多少伴奏がおぼつかなくても、楽しそうに歌えている、メロディもリズムもしっかり取れているのであれば、高得点合格も望めます。
ギターでの練習のポイントは?
演奏や歌唱の全体的な注意点や、練習の進め方は「ピアノ」と変わりません。
1点だけ異なるところがあるとすれば、「添付楽譜のコードネームを優先して演奏すること」が求められる点です。これは、『受験申請の手引き』に記載されている注意点です。
ピアノの伴奏については、「市販の楽譜を用いるか、添付楽譜のコードネームを参照して編曲したものを用いる」と記載されているのです。
ギターの場合は、コードを理解した演奏できているかがチェックされると考えられます。
なお、いわゆるジャカジャカ弾きで受験される方が大半です。
ピアノ伴奏と同じく、ギターに歌声がかき消されないよう、歌声がよく聞こえるバランスで伴奏をつけます。
四谷学院の実技試験対策は?
ピアノで解説を行っていますが、歌唱練習を中心に、ギターでの受験生にも十分ご活用いただけます。
ギター選択者に絶対に覚えておいて欲しいことは?
ギターの演奏時には、前傾姿勢になりがちです。演奏ポーズとして頭が下がってしまう方が多いので、できるだけ前を向き、声が前の方に届く姿勢を意識するとよいでしょう。
なお、譜面台はギター用のものが各会場に準備されていますので、持参する必要はありません。
以前は、ピアノの譜面台をそのまま使った、なんていう報告もありました。しかし、全国保育士養成協議会にも確認しましたところ、現在ではすべての会場にギター用の譜面台が用意されているそうです。
ギターはただでさえ大荷物になりますから、譜面台持参不要と分かれば安心ですね。
保育士実技試験ギター受験のまとめ
いかがでしょうか?
ピアノで受験される方が圧倒的に多い中、「ギターで受験すると不利になるかな?」なんて思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、ギター受験が不利と言うことはありません!
ギターは「持ち運び」という点で大きなメリットがあります。保育園でも、室内だけでなく園庭で歌ったり、あるいは遠足に行った先で歌ったり曲を聴いたりすることができますね。よりアクティブに、子どもたちが音楽を楽しむことができます。受験者数にこだわらず、ピアノよりギターが得意、好き!という方は、ギターでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
四谷学院は、保育士試験の実技試験対策にも力を入れています。
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