こんにちは、四谷学院の石田です。
保育士試験の合格ラインは6割です。
筆記試験も実技試験も同様です。実技試験は「音楽」「造形」「言語」から2つを選びますから、各50点満点でそれぞれ30点が合格ラインです。
毎年、残念ながら1点足りずに不合格になってしまう受験生がいます。
この1点を分けるのはいったい何なのでしょうか?
実技試験の意味
「実技試験で一番大事なことはなんですか?」
とよく聞かれますが・・・あなたは何だと思いますか?
実技試験とは、「保育士試験の面接試験」と言い換えてもよいでしょう。
「保育士として大事な子どもたちを任せられるか?」という点でチェックされます。
これは、筆記試験だけでは絶対にチェックできないところですね。でも、とても大切なことです。だから、保育士試験には実技試験が課せられるのです。
正解が複数ある実技試験
冒頭にも書いたように、あと1点足りないという受験生がいる一方で、ギリギリの30点で合格できる受験生もいます。
この「差」はどこから来るのでしょうか?
ズバリ、「試験官への印象の差」です。
筆記試験では、「正解」「不正解」が誰の目にも明らかですね。客観的に採点されますから、誰が採点しても結果は同じです。
しかし、実技試験ではどうでしょうか?
「音楽」「造形」「言語」の3つともに<唯一の正解>は存在しません。さまざまな「正解」があります。受験生の数だけ正解がある、と言ってもよいでしょう。
ですから、実技試験に臨む心構えとして、「試験官にやる気をちゃんと伝える、アピールできる」ということが重要になってきます。
試験官に受けが良いのは?
たとえば・・・・ものすごく緊張してしまう受験生がいらっしゃいます。
ガッチガチに緊張した結果、合格できる方もいれば、不合格になってしまうこともあります。
明暗を分けるのは・・・・「笑顔」です。
受験生の方が笑顔であれば、試験官に「合格させてあげたい!」と感じるはず。なぜなら、保育士さんは笑顔のお仕事だからです。
音楽、言語は、とにかく「笑顔」です。多少引きつっていても気にしない!グッと口角を上げて、顔が良く見えるように姿勢をよくし、髪の毛もまとめておきましょう。また、明るい雰囲気を演出するためにも、白・クリーム色・黄色などの明るい色の服装をオススメします。
あいさつの重要性
普段はきっちりあいさつできるのに、緊張であいさつが飛んでしまった・・・・という話もよく聞きます。もちろん、あいさつができなかっただけで不合格になることはありませんが、試験官も人間です。
よい印象を持ってもらうためにも、元気のよい明るいあいさつは欠かせません。
ぜひ、試験の直前にはイメージトレーニングを取り入れましょう。
ドアを「コンコン」とノックするところからがスタートです。
最後に、「失礼します」とドアを閉めるところまで、5分程度ですから、鮮明にイメージしましょう。
もちろん、「大成功」をイメージしてくださいね。
「音楽」「言語」に関しては、最初に声を出すのが「あいさつ」です。発声練習のつもりで「よろしくお願いします!」と大きな声を出しましょう。
どのくらいの声のボリュームかな、どのくらい響くのかな、というのを確認できますし、何よりいきなり歌い始めたり話始めたりするよりも、ぐっと緊張がほぐれるはずです。
時間に余裕を
心に余裕をもつことで、笑顔が出やすくなり、あいさつも忘れずにできます。
では、心の余裕はどこから来るのか?
それは「時間の余裕」です。
当日は、5分前行動を心がけて、早め早めに準備しましょう。
早めに会場に着いてしまっても、待機場所がちゃんと用意されていますから、安心してくださいね。(開場時間はチェックしておきましょう。)
また、会場によって空調管理が十分でないところもあるようです。寒くないように、あるいは暑くないように、服装にも配慮しましょう。
実技試験に合格する:まとめ
(2)あいさつ
(3)時間の余裕
実技試験に大事なことはこの3つです。
あとは、100%練習の成果を出せれば、きっと合格できるはずです。
自信をもって当日試験に臨めるようにがんばりましょう!
四谷学院では、実技試験対策にも力を入れています。
合格まであと一歩!
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このブログは、四谷学院の保育士講座スタッフが書いています。
四谷学院は通信講座ですが、あなた専門のサポートスタッフ『担任の先生』がつくようになっています。それが、私たちです。保育士試験についての専門知識はもちろん、どうしたら迷いなく勉強できるか日々考えているプロフェッショナル集団です。