こんにちは、四谷学院の石田です。
保育士講座の開講当初から実技試験を担当していますが、皆さんからとても多くいただくご質問があります。
「実技試験って難しそう!どうやって対策していいかわからない!」
これはもはや質問というか、感想というか心の叫びです。
資格取得まであと一歩!実技試験は絶対に受かりたい!
この記事では、そんなあなたのために合格するための心構えをお伝えします。
目次
実技試験に正解はあるのか?
実技試験の練習をはじめて、しばらくすると
この練習方法で正しいの?
実技の正解って何?
私、間違ってない?
「正解が知りたい!」という欲求がおそってきます。
これまで勉強してきた筆記試験には「正解」がありますから、実技試験にも「たった一つの正解」がありそうな気がするんですよね。でも、正解は一つではありません。
同じ歌を歌っても、人によって歌い方が違いますよね。それがあたりまえ。
まずは、「自分なりの正解を見つける」という気持ちで練習に臨んでくださいね。
すごくアタリマエのことなのですが、筆記試験対策のアタマでそのまま実技試験対策をスタートさせると、早々に壁にぶつかってしまいます。
「実技試験は筆記試験とはちがう試験なんだ」
これをまずは認識しましょう。
ノーミスはそれほど評価されない
実技試験では、採点基準はもちろん採点方式も公開されていません。
とはいえ、加点方式・減点方式、いずれにしても、ミスはミス。
しかし、「ノーミス = 合格」と誤解していませんか?
「シナリオどおりに、一字一句間違わず話せた!」
「ピアノの先生をしているから、上手に弾けた!」
とてもすばらしいことですが、これだけでは十分とはいえないんです。
では何が必要なんでしょう?
技術は最低限あればいい
試験の内容を簡単に言うと、このような感じです。
課題曲2曲にピアノやギターを弾きながら歌います。(子どもたちを想定する)
2.造形
保育園での活動の一場面を、色えんぴつを使って描きます。
3.言語
3分間で子どもたち向けのお話をします。(子どもたちを想定する)
ここから2つ選んで受験します。
どれも実際に保育所で行うばかりですから、むずかしいことではありませんね。
実技試験において、もっとも重要なポイントは保育士として任せられる人材であること。この点がクリアできれば、多少技術が心配でも、まあだいじょうぶです。
造形ならば「テーマが伝わる絵」であることが大事ですし、音楽は「子どもたちが楽しんで歌を聴けるか」、言語ならば「年齢にふさわしい話ぶりか」ということがポイントになりますね。
実技試験は面接試験を兼ねる
そろそろお分かりのように、保育士は技術がすべてではありません。
実技試験は面接試験を兼ねているということなのです。
「造形」科目を選んだ場合には、必ず「音楽」か「言語」も受験しますので、必ず面接っぽいことが行われます。
では、質問です・・
「保育士の歌、どんな感じが理想?」
「子どもにとって嬉しいお話の時間って?」
「保育士さんがどんな絵を描いたらステキ?」
色々イメージが浮かぶと思います。たとえば、こんなキーワードが思い浮かびませんか?
明るさ ・ 元気がいい ・ 笑顔 などなど
これらがとても重要なんです。
「笑顔」が保育士の代名詞
「保育士は、笑顔のお仕事です」
ある園長先生の言葉です。全くその通りです。笑顔のない保育士さんは想像ができませんよね。
それは試験でも同じ。
四谷学院では「笑顔のキープ」を推奨しています。
せっかく笑顔でも前髪で隠れてしまってはもったいない!
顔周りがすっきり見える髪型で試験に臨みましょう。
面接としての対策
試験では「保育士としてふさわしいか」がチェックされます。
自分なりの理想の保育士像をイメージしてみましょう。
試験当日は、そのイメージを身にまとい、本番に臨みます。
・清潔でさわやかな印象
・ハキハキと、堂々としている など
・不潔な印象
・おどおどしている など
毎日、練習をスタートするときに、プラスの要素を満たしているかイメージをしてくださいね。そして、迷ったときには「こんな保育士さん、どうかな?」というのを判断の基準にしてほしいと思います。
「求められる力」を意識しましょう
実技試験については、公式情報はとても少ないのです。
唯一の情報が、実技試験概要に記載される「求められる力」です。
これがほとんどすべてですから、最初に必ず目を通してくださいね。
ココに大切なヒントが書かれています。
四谷学院の実技試験合格率は、99%!
くわしくはホームページでご確認ください。
このブログは、四谷学院の保育士講座スタッフが書いています。
四谷学院は通信講座ですが、あなた専門のサポートスタッフ『担任の先生』がつくようになっています。それが、私たちです。保育士試験についての専門知識はもちろん、どうしたら迷いなく勉強できるか日々考えているプロフェッショナル集団です。