こんにちは、四谷学院の野本です。
ニコイチ科目「教育原理・社会的養護」の試験は相変わらず対策が難しい状況が続いています。
「片方落としちゃって、来年また両方受験しなきゃ・・涙」
という声も聞こえてきます。
この記事では、「教育原理・社会的養護」の攻略についてお話します。
判断力を磨け!
どの科目にも言えることなのですが、保育士試験では基礎的な用語をある程度押さえることに加え、学習した知識を応用して判断したり、「一般的に見てどうだろう」とフラットな心で考えて判断したりするいわゆる「判断力を問う問題」が一定数含まれていると感じます。
例えば・・・
平成30年後期試験の「教育原理」問6では、「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」の穴埋め問題が出題されました。試験本番で、普通のテキストでほとんど扱っていないような問題が出たら、あなたならどう感じますか?
でも、「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」はテキストにも資料集にも載っていなかった。
ムリ!解けない!教材のせいだ!!![/speech_bubble]
それとも、
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”B さん”] 3つの指針・要領の足並みをそろえる方向で一斉に改訂(定)されたんだったな。
じゃあ、「保育所保育指針」の知識があればある程度推測できるはず!
超・ど定番の「保育所保育指針」はしっかり読み込んだ!
よし、大丈夫!いける![/speech_bubble]
もしあなたが「ムリ!解けない!教材のせいだ!!!」と感じてしまったのであれば、問題を読むときにも消極的になり、わかるはずのものもわからなくなってしまいます。
一方、「よし、大丈夫!いける!」と思えれば、積極的な態度で文章を読み込むので、なんとなくわかったり、関連に気付けることが多いのです。
平成30年後期試験の「教育原理」問6の出題についても、「知らない!分かるはずない!」と思い込んでしまうとそれでオシマイです。
しかし、心のハードルが低くなったら、テキストなどで学んだ「幼保連携型認定こども園の仕組み」を思い出す心のゆとりも生まれてきます。認定こども園の仕組みを理解していることが、解答の大きなヒントになる問題でした。
すべて完璧を目指さない!
もちろん、保育士は認定こども園で働く可能性も高いわけですから、理想的には3つの要領・指針に加え、解説書にもしっかりと目を通して理解しておくべきです。
しかし、保育に関連する資料は、もはや山のようにあります。
さらに「独学」「短期間」、さらにさらに、試験に自信をもって対応できるほどのレベルで「理解を深める」のは至難のわざです。
テキストと資料集をどんなに分厚くしても足りなくなりますし、そんな教材は目の前に置いただけで開くのがいやになってしまいそうですね。
完ぺき主義は、捨ててください。
特にニコイチ「教育原理・社会的養護」科目については、基礎的な知識を確実に身につけること、そして応用して判断する力を養うことが合格への最短の勉強法です。
現場で対応できる力を!
目的を成し遂げるために何が必要かを見極めて、持っている知識を総動員してとっさに判断する
試験本番での対応は、保育現場と似ていると思いませんか?
試験では、基礎的な知識はもちろん、現場で対応できる力の有無が問われていると思います。
四谷学院の教材は、できるだけ平易な表現を用いて必要不可欠の基礎的な知識に絞り込みます。これは、理解をともなう学習をしてほしいという思いからなんです。
丸呑みして無理やり食べる食事よりも、よく噛んで楽しく食べる方が、栄養になりやすいですよね。それと同じです。
動画で説明する言葉を選び、テキストでは学びやすい順番に章立てをつくり、「ここが引っかかるかな?」と予想しながら問題を作る・・・
結構、細かな心配りをしているんですよ^^
問題演習は、日々のウォーキングやストレッチのようなものです。基礎体力を付けて、本番で臨機応変な対応ができるように備えましょう。もちろん、私たちコーチがいつでもそばにいます。あきらめずに、夢に向かって一緒にがんばりましょう!
このブログは、四谷学院の保育士講座スタッフが書いています。
四谷学院は通信講座ですが、あなた専門のサポートスタッフ『担任の先生』がつくようになっています。それが、私たちです。保育士試験についての専門知識はもちろん、どうしたら迷いなく勉強できるか日々考えているプロフェッショナル集団です。