2019年後期 実技試験【造形】課題の分析

公開日:2019年12月9日

こんにちは、四谷学院の石田です。

2019年後期保育士試験が無事に終わりました。本当にお疲れ様でした。

この記事では、実技試験のうち、唯一、当日発表される「造形分野」の課題について解説します。
次年度、実技試験で造形を検討されている方は、選択するかどうかあるいは練習の進め方などの参考にしていただけると嬉しいです。

当日発表の課題「粘土遊び」

当日出題された造形表現の問題文は以下のとおりです。

【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。
【事例】
H保育所の5歳児クラスの子どもたちは、「好きな動物」をテーマにして、楽しそうに粘土遊びをしています。保育士は子どもたちの遊びを支援しています。

条件
1.好きな動物をテーマに粘土遊びをしている様子がわかるように描くこと。
2.活動している保育室内の様子がわかるように描くこと。
3.子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
4.枠内全体を色鉛筆で着彩すること。

課題のポイント

今回は粘土遊びがテーマでした。
つくるものは「好きな動物」ですから、この点にも配慮した作画が必要です。

「粘土遊び」の途中なので、必ずしもその動物が何か明確でなくても、足がありそう、しっぽが見える、など、動物っぽいものが描けていればよいかと思います。

園ではカラー粘土やこむぎ粘土など、色々な工作の材料が使われています。「保育実習理論」課題でも学んだことを活かせるとよいでしょう。
「好きな動物」については、怪獣など実在しないものでもいいでしょう。子どもの想像力はと大変豊かなものです。「正しい」ことにこだわりすぎなくてもよいでしょう。

「楽しそうに」粘土遊びをしている様子

事例文には
「好きな動物」をテーマにして、楽しそうに粘土遊びをしています。」
とあります。
「楽しい様子」が伝わる作品にすることが大切です。

例えば、一生懸命に粘土をこねる子どもたちのほかに、出来上がったものを持ち上げて笑っている、お友達の作品を指さしている、保育士がそれを笑顔で眺めている、などの周囲の子どもたちや保育士との触れ合いの様子も描けると楽しそうな様子が伝わるでしょう。

今回は、「保育士」についての条件の指定は特にありませんでした。
保育士の支援している様子は、条件の中には含まれていないものの、事例の中に記載がありますので、子どもとのかかわり方が分かるように描けるとよいでしょう。子どもたちを見守ったり、手伝ったり、同じ活動をしたり、何らかの形で子どもにかかわっている様子を描くことが期待されます。

子どもの年齢は「5歳」

今回は「5歳児クラス」という指定がされました。
例年の様子を考えると、「赤ちゃん」「幼児」「小学生」くらいの区分ができていれば問題ないと思われます。「好きな動物」を粘土でつくるというお題のある遊びであったため、やや年齢設定が高くなっているのだと予想されます。
子どもの年齢の描き分けは、それほど厳密ではなく、例年通りと考えてよいでしょう。

場所は「保育室内」

「活動している保育室内の様子がわかるように描くこと。」
という条件がありました。
事例には、季節の指定はありません。「粘土遊び」がテーマですから、具体的には「テーブル等の作業台」を表現する必要もあるかと思います。

以下のようなことが、背景のポイントとなります。

・建物の外ではなく、「中」である
・粘土遊びができる適切な場所である 例:テーブルの上、作業台など  など

作業台などを描く場合、下半身を描く必要のない構図を選択することもできます。また、5歳児と年齢発達の状況から、のし棒やへら、型抜き、ローラーといった道具も使いこなせることが想定されます。ほかにも、ねんどを入れるケースなど粘土自体をカラフルにするなど、小物の工夫をされた方も多かったようです。

子どもは3人以上

人数指定は、例年通りでした。子ども3名、保育士1名を描けば、条件を満たすことができます。
前回と同様に、わかりやすい条件設定でした。

そのほかの注意点

今回のテーマは、「粘土遊び」がポイントと言えるでしょう。

粘土をこねたり、伸ばしたり、くっつけたりしている様子を表現するために、子どもの「手元」をきちんと描くことが必須となります。ただし、それほど難しい表現は必要ではなく、過去のテーマと同様の練習で、十分に対応できたのではないかと思われます。

実技試験結果通知書(合格通知書・一部科目合格通知書)は1月11日(土)~1月19日(日)の期間に郵送されます。

前期の試験では「夏の園庭」がテーマになりました。

2019年前期 実技試験【造形】課題の分析

今後も季節や自然を表現する課題は増えていくと予想されます。地球の環境問題については、子どものころから高い意識と正しい知識が求められています。
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保育士が身につけるべきスキル・知識の1つとしては「環境」は無視できません。自然の大切さについて正しい知識を身につけ、子どもたちに汚い地球ではなく、きれいな地球を残してあげたいと思います。

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