指定大学院の募集は一般的に春と秋の年2回、大学院ごとに行われます。試験内容は大学院により異なりますが、書類審査、英語試験、専門科目試験(一般心理学・臨床心理学)、口述試験の4本立てとなっているところがほとんどです。
大学院により、研究計画書、志望理由書、小論文の提出があります。
臨床心理士指定大学院は大学で心理学を専攻していなくても受験することができます。大学院によって他学部受験者の受け入れは様々ですが、実際に他学部卒業者が心理学科を経ないで大学院に合格している例は数多くあります。
近年は悩みを抱える人をサポートし解決に導く臨床心理士の必要性が増しており、指定大学院も増加しています。以前は狭き門だった臨床心理士への道ですが、今や全国で指定大学院が150校を超えており、しっかり対策すれば確実に合格できる試験になりつつあります。
まずは、自分自身のやりたいことを突き詰める必要があります。大学院での勉強だけでなく、その後どういった方面で活躍したいのか、どんな人の役に立ちたいのかその具体像を明確にしましょう。
そして大学のパンフレットを取り寄せ、自分自身のやりたいことをもとに、大学院のカリキュラムを吟味しましょう。 通常の大学院のほかに、社会人や主婦の方でも通える「通信制大学院」「夜間大学院」などもあります。土日を中心に受講するなど、柔軟なカリキュラムの大学院も増え、ライフスタイルに合った大学院を選ぶことができます。また、大学院には特待生制度や奨学金制度を設けているところもあります。通う上で費用の制約がある人はあわせてチェックすると良いでしょう。
○臨床心理士についてのお問い合わせ先
財団法人 日本臨床心理士資格認定協会
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