科目は一般心理学、臨床心理学、心理英語の3つをご用意しています。状況に応じて必要なものだけを受講してもかまいませんし、全く初めてで基礎に不安がある人は「心理学入門講座」を合わせて受講していただければ、対策は万全です。
さらに、一人では対策が難しい研究計画書、志望理由書、小論文もオプションでご用意していますので、トータルな入試対策に向けて、四谷学院がバックアップします。
心理学が扱うテーマは多岐にわたるので、一般書籍を使って勉強しようとしてもその知識を整理するのは非常に難しいものです。本講座では臨床心理士指定大学院入試で問われやすいテーマを中心にまとめたテキストを使用しますので、効率的に学習を進めることができます。
また入試に頻出の専門用語を読み物風にわかりやすい言葉で説明し、豊富な図解例で、難解な内容もわかりやすく説明しているので、スラスラと理解が進みます。
試験では、用語解説と用語同士の共通点や相違点、それぞれの長所と短所を述べる問題が必出です。その最も効率的な学習方法は、一つの用語の意味を理解し覚えながら、それに関連する用語を一緒に覚えていくといった同時並行学習です。四谷学院のテキストなら、順番に進めるだけで、用語同士の関連もわかるようになっていますから、最も効果的なやり方で学習することができるのです。
専門書を読み始めたけれど…
用語のイメージがわからない!
整理できない!
四谷学院なら!わかりやすさにこだわった解説でスッキリ理解!
テキスト編集にあたっては、心理学の先生が講義でお話しする例を元に、それをさらに噛み砕いたりまとめなおしたりしました。用語の理解や整理につまずかないようにしつつ、学問レベルを落とさないように工夫してあります。
各科目の特徴とカリキュラムはこちら!
膨大な量の心理学の情報の中から、大学院入試に必要な情報を抽出し、心理学の各分野ごとに簡潔に整理しているので、臨床心理学を除く心理学全般の基礎知識を効率的に学習できます。
回 | 講座内容 |
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第1回 | 心理学史・総論 |
第2回 | こころの様々な機能 (記憶・学習・知覚・情動・動機づけ) |
第3回 | パーソナリティ理論・脳・知能 |
第4回 | 社会心理学・教育心理学 |
第5回 | 発達心理学 |
第6回 | 心理統計 |
心理学の分野の中でも、特に指定大学院で扱われることの多い臨床心理学に関連した分野を中心に簡潔に整理していますので、臨床心理学関連の基礎知識を効率的に学習できます。
回 | 講座内容 |
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第1回 | 心理学研究法 |
第2回 | カウンセリング理論 |
第3回 | 心理アセスメント |
第4回 | 精神医学1 |
第5回 | 精神医学2 |
第6回 | 心理療法I |
第7回 | 心理療法II |
第8回 | 心理療法III |
第9回 | 心理療法IV |
全て大学院入試で使われた英文を使用しています。またその中でも入試で扱われやすいテーマの良文を厳選していますので、入試と同じ形式・レベルの問題に対応できる力を養うことができます。全訳・解答つきの例題で正しい心理英文の訳し方を確認してから、実際の問題に挑戦することができます。
回 | 講座内容 |
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第1回 | 心理学史、総論 |
第2回 | 認知、生理 |
第3回 | 人格、知能 |
第4回 | 発達、教育、社会 |
第5回 | 臨床1(病気・病前性格) |
第6回 | 臨床2(治療) |
第7回 | 臨床3(発達障害など) |
第8回 | 心理学研究法、統計 |
オプションで研究計画書、志望理由書、小論文の添削指導をご用意しています。わかりやすい手引きがついているので、初めての方も安心。添削指導は追加もできます。
◆臨床心理士指定大学院入試対策講座 教材編集
日比野 篤
一口にカウンセリングの資格といっても、世の中には多種多様なものがあります。その中で、臨床心理士は指定大学院における専門教育を修了することが、その資格試験を受けるための条件とされているほど、社会的な信頼性が高い資格です。
他学科出身者でも受験できるため、一度社会に出てからその経験を生かして臨床心理士を目指す方も増えています。そうした「心理学未習者の方でも取り組みやすい教材」を、本講座の作成においては一番のコンセプトとしました。未習者が取り組めるなら、すでに大学で心理学を勉強したことがある方も、問題なく取り組んでいただくことができます。
臨床心理士指定大学院の入試では、用語説明問題が最もポピュラーな出題形式と言ってよいでしょう。この対処法として、未習者の多くはとりあえず辞書や参考書の記載を丸覚えしようとします。おそらく心理学の概念が難解なために、手っ取り早く入試問題を解けるようにしたいという焦りがあるのでしょう。ですが、考えてみてください。自分が理解していないものをそのまま文字にしたところで、問題に適切な解答になるでしょうか?また、口述試験の際にきちんと答えられるでしょうか?私は何も用語を覚えること自体の効果を否定しているわけではありません。その覚え方を間違えると、せっかくの努力が無に帰してしまうということを言いたいのです。
本講座の教材は、きちんと内容を理解した上で用語をまとめることができ、大学院入試の準備はもちろん、その後の研究活動の際にも知っておくべき心理学の学問的構えを身につけることができるものに仕上がっています。開発にあたっては、臨床心理士や心理学者といった専門家だけでなく、実際に指定大学院を受験したスタッフもメンバーに加わり、受験者にとって最も必要な学習方法を議論しました。こうして徹底的に受験者目線の開発を行った結果、記述の正確さを維持しながらも、初学者にとって大変取り組みやすい平易な表現でテキストを編むことができました。