保育士資格をとるための費用について 通信講座は実はお得!?

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こんにちは、四谷学院の谷村です。

保育士資格試験合格を目指すとき
「独学の方が、お金がかからない!」
そう思い込んでいませんか?
たしかに「払う金額」だけを見ると、その通りですが、しかし、時は金なり。保育士資格取るための費用と時間について確認しましょう。

受験料について

保育士試験は年2回になりましたが、1回ごとに受験料が必要です。1科目受験しても、全科目受験しても同額です。

受験料 12,950円
(内訳:受験手数料12,700円+受験申請の手引き郵送料250円)

※2021年前期試験の場合

会場は都道府県ごとに1ヶ所が基本ですから、さらに交通費や必要に応じて宿泊費用もかかります。
会場の発表は出願の後ですから、自宅から遠い会場を指定された場合を考えて多めに予算を見ておくとよいでしょう。

教材費について

独学:市販教材を購入する

筆記試験は9科目あります。

短期大学や専門学校の「保育士養成課程」で使われている教科書で勉強する場合には、1冊2,000円程度です。
9科目分そろえると18,000円。

書店等で簡単に手に入る参考書を使う場合には、上下巻で5,000円弱。

問題集が全科目分で3,000円程度です。

過去問題の解答解説集の必要です。問題は「全国保育士養成協議会」のホームページに公開されていますが、正解のみの発表で解説がありません。独学の場合には特に、解説書は必須です。
1冊3,000円程度です。

そのほか、保育系の法律や資料、実技試験対策の楽譜や絵本なども必要に応じて購入します。

すべて合計すると、教材費は1万円~3万円程度で抑えることもできます。

<メリット>
● 市販教材は安く入手できる
● 気軽に始められる
****
<デメリット>
● 2年目以降、科目によっては教材を買い直す必要がある
● 質が低い、独学に向かない教材を選ばないように注意する
● 自分に合った教材を選ぶのが手間がかかる

通信講座:受講料込み。すべてパックで準備されている


※四谷学院の「全科目セット」場合の教材一式(テキスト+添削課題+講義動画+演習トレーニング(問題集)+実技試験対策教材が付きます)
 

通信講座はたくさんありますが、受講料おおよそ5万円~8万円です。教育訓練給付制度など補助金がもらえる講座もあります。

受講料の中に教材費やサポート代が含まれているので、追加で教材を購入したり、資料を探したりする必要はありません。送られてきたものに取り組むだけ。
迷わず勉強できるというのが最大のメリットです。

<メリット>
● 教材が充実しており、効率よく学習できる
● 質問や相談ができる
● 最新の試験情報を提供してもらえる
●「教育訓練給付制度」などを利用できる講座が選べる
****
<デメリット>
● 費用が高い
● 受講サポート期間が決まっている

情報収集・学習にかかる時間について

独学:WEBで自分で調べる

独学で利用する市販テキストは、非常にコンパクトにできています。説明もはしょってあるので、疑問が生じることもあるかもしれません。わからないところや、詳しい法律や統計などは自分で調べる必要があります。

厚生労働省や文部科学省、あるいは保育士試験事務センター等のホームページで自分のほしい情報を、いろいろ考えながら探すので、時間はかかりますが、学習を深めることができるともいえます。
ただし、普段パソコンをあまり使わない方や初めて学習される方には、ハードルが高い部分かもしれません。さらに、勉強が必要かどうかは、基本的に自分の判断になるため、出題傾向と異なる対策をしてしまう危険があります
情報が手に入りやすい保育関連にお勤めの方、あるいは勉強・調査が好きという方に向いているでしょう。

通信講座:情報提供・質問のサービスを使える

ほとんどの通信講座では、継続的に学習サポートを受けることができます。
手元の教材が届いてからも、法律の改正があったり、統計に更新があったりした場合には、最新情報が受講生に届けられます。
出題傾向にあわせて、必要な情報がピックアップされるので、一切の心配をすることなく、迷いなく学習できます。

また試験情報についても、こまめに連絡してくれるサービスがありますので、そういったものを活用すればさらに安心です。

同じ通信講座でも、質問に回数制限があったり、サービスに差がありますので、受講前にチェックしておきましょう。

まとめ

独学の方が、実際に払う金額は少なくなりますが、情報集めなどの作業時間を金額に換算した場合、受験回数が多くなるほど、独学は無駄な時間が増えていきます。

一方、通信講座の利用の場合は、受講料の分、金額は高くなりますが、迷いなく学習できることや精神的な負担が軽くなるので、勉強に時間を使うことができます。

たしかに教材費は独学の方が安価ですが、学習の準備や調査にかかる「時間」=「お金」と考えると「独学の方が費用はかからない」とは言い切れないということですね。
まさに、時は金なりです。

独学を決める前に、通信講座も検討してみてください。無料でパンフレットをお届けします。