四谷学院通信講座

宅建の合格率と難易度・独学で受かる?

宅建受験者の合格率は?

宅建試験の合格率は、例年15%程度です。
合格率の数字で見ると、「難しそう」と思われるかもしれません。でも大丈夫です。宅建試験は、しっかり対策をして臨めば、確実に合格を狙える試験です。
まずは宅建試験について、詳しく見てみましょう。

宅建受験者の受験者数と合格率

平成29年度から過去3回の試験の受験者数・合格率は以下のようになっています。

実施年度 受験者数(名) 合格者数(名) 合格率
平成29年度 209,354 32,644 15.6%
平成28年度 198,463 30,589 15.4%
平成27年度 194,926 30,028 15.4%

受験者数は、例年20万人前後で推移しています。平成29年度試験で少し受験者数が増加しているように、今後は民法改正の施行を控え、「その前に合格してしまおう!」という受験者が増える可能性が考えられます。
合格率は、例年15%台です。受験者数の上位15%以内に入ることが目標ということになります。

宅建受験者の合格点

宅建試験の合格点は、例年50点中35点程度。合格基準は70%程度ということになります。合格点は、その年の試験の難易度、受験者全体の得点分布により変動します。

実施年度 平成29年度 平成28年度 平成27年度
合格点 35点 35点 31点

登録講習受講者は、上記-5点が合格点です。

宅建の難易度は?

宅建試験は、「カンタン」「対策がしやすい」といわれることがあります。宅建試験の難易度について考えてみましょう。

他の試験との難易度の比較

他の法律系試験と比較してみましょう。
宅建試験は4肢択一のマークシート試験のみというシンプルな形式、試験時間も短いといえます。また、合格率も、他の法律系資格と比べると高めです。

宅建 行政書士 司法書士
出題形式 4肢択一 5肢択一
多肢選択
記述
多肢択一
記述
上記合格後、口述試験もあり
出題数 50問 60問(記述含む) 72問(記述含む)
試験時間 2時間 3時間 午前2時間+午後3時間
合格率 約15% 約8~13% 約4%

宅建試験は、他の試験と比較しても、取り組みやすく、合格を狙いやすい試験といえます。そのため、法律系・不動産系資格の登竜門ともされており、まずは宅建資格を目指し、その後さらに他の資格へステップアップしていく道も開けます。幅広く生かせる資格といえるでしょう。

宅建は独学で受かる?

「宅建試験は難しくないということだから、独学で目指します」という声をよく聞きます。宅建試験が独学で対応できるものなのか、考えてみましょう。

宅建の問題例

宅建試験は、「マークシートだからカンタン」と思われることも多いですが、とても細かい知識を問われる出題もあります。実際の試験の問題を見てみましょう。

【問】宅地建物取引業が行う広告に関する次の記述のうち、宅地建物取引業法の規定によれば、正しいものはいくつあるか。

ア 宅地の販売広告において、宅地の将来の環境について、著しく事実に相違する表示をしてはならない。

イ 宅地または建物に係る広告の表示項目の中に、取引物件に係る現在又は将来の利用の制限があるが、この制限には、都市計画法に基づく利用制限等の公法上の制限だけではなく、借地権の有無等の私法上の制限も含まれる。

ウ 顧客を集めるために売る意思のない条件の良い物件を広告することにより他の物件を販売しようとした場合、取引の相手方が実際に誤認したか否か、あるいは損害を受けたか否かにかかわらず、監督処分の対象となる。

エ 建物の売却について代理を依頼されて広告を行う場合、取引態様として、代理であることを明示しなければならないが、その後、当該物件の購入の注文を受けたとき、広告を行った時点と取引態様に変更がない場合でも、遅滞なく、その注文者に対し取引態様を明らかにしなければならない。

この出題形式の場合、正しい選択肢の「数」を答えなければなりませんから、ア~エそれぞれについて正しく正誤判断して初めて、正解にたどり着くことができます。通常、マークシート形式の試験の場合、消去法も使いながら選択肢を絞っていくことができますが、この出題形式だとそうはいきません。このような形式も例年いくつか出題されています。
この形式での出題に対応するために、全範囲を完璧に、と対策し始めたら、いくら時間があっても足りません。効率よく、要点を押さえて対策していく必要があります。

宅建の勉強方法①独学

宅建試験の対策は過去問が大切、といわれることがあります。では、独学でひたすら過去問に取り組めば合格を目指せるのでしょうか?
答えはNOです。
なぜなら、宅建の試験問題に臨める基礎力がないまま過去問に手を出しても、まったく歯が立たず、挫折してしまうことがほとんどだからです。
まずは、各科目の基礎からしっかり学習して土台を作り、それから少しずつ問題演習を重ねていきます。また、過去問は出題当時の法令に沿って作られているので、現時点での法令と違う場合もあります。過去問に取り組む場合には、現時点の法令に沿って改訂したり、法改正によりそもそも成立しなくなっている設問はカットしたりしておく必要があります。
独学で宅建試験を目指す場合、これらの準備からすべて自分でやる必要があります。質問・相談先もないため、自分の対策や勉強法方が正しいのか、確認することも難しくなってしまいます。

宅建の勉強方法②通信講座

「独学が難しいことは分かったけれど、通学するような時間もない」という方も多いでしょう。そんな時に選択肢に挙がってくるのが、通信講座です。通信講座の最大のメリットは、何といっても「自分のペースで勉強できること」。そして、「通学の手間がかからず、自宅や通勤電車の中でも進められること」です。仕事の後に時間をかけて通学したり、自分で教材を買い集めて回って、最新の法令を調べて過去問に反映して…という作業で勉強時間を削る必要もありません。しかし、その一方で、「通信講座は孤独な戦い」という声が聞かれることがあります。通学スタイルの講座なら、先生に質問に行ったり相談をしたり、ということが可能ですが、通信講座は自分で何とかしなければならない、と思われがちです。

頼れる担任制度

四谷学院通信講座は、担任制度を採用しており、受講生全員に担任がつきます。どんな質問や困りごとも、担任にご相談いただければ、親身に回答いたします。

回数無制限の質問制度

また、四谷学院は、通信講座では珍しい質問回数無制限。回数制限を気にして質問する内容を絞り込んだりする必要はありませんので、疑問点はどんどん質問してください。また、担任が前回までの質問内容も踏まえながら回答しますので、何度も同じ説明をしていただく必要がなく、効率よく疑問点の解消をしていくことができます。

宅建の最新情報

宅建試験の実施概要については、例年6月の第1金曜日に、一般財団法人不動産適正取引推進機構のHPで発表されます。

平成30年度の宅建試験の実施概要

平成30年度試験の詳細は、平成30年6月1日(金)頃に発表される予定です。
なお、いま話題の民法改正は、平成30年度試験ではまだ出題されません。同民法改正の施行日は平成32年4月1日とされていますので、宅建試験に出題されるのもそれ以降の予定です。
四谷学院宅建講座公式ブログ「民法改正の施行日が決まりました

平成29年度の宅建試験の実施結果

平成29年度宅建試験の実施結果は、以下のように発表されています。
平成29年度宅地建物取引士資格試験実施結果の概要

合格点は35点、合格率は15.6%という結果でした。
合格点は前年の平成28年度試験と同点、合格率もほぼ同水準でした。合格点は年によって多少変動しますが、7割前後で推移しています。7割と聞くと「高い」と感じられるかもしれません。でも、きちんと対策をして、取るべき問題でしっかり得点できるように準備しておけば7割以上得点できる試験です。
過去問を徹底的に分析した教材で、ポイントを押さえて学習することが大切です。

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