保育士実技試験 絵が苦手な人のための「造形」対策

  公開日:2019/10/25
最終更新日:2019/11/11

こんにちは、四谷学院の石井です。

以前、筆記試験一発合格にもかかわらず、造形試験で4点足りず不合格になった方の体験談をご紹介しました。
そちらの記事はこれです。

【実技】造形4点足らず落ちた私。思えばこれが失敗だった【体験談】

保育士試験の実技は「音楽」「造形」「言語」の3つの中から、2つを選んで受験することができます。
「苦手なものを選ばなくていい」とはいえ、ピアノやギターなどの楽器の経験がなかったり、練習する場所を確保できない場合には、消去法として「造形」「言語」での受験になります。
すると・・・「別に絵は得意じゃない、むしろ苦手なんだけど…」というケースも少なくありません。

今回は、絵が苦手な人のための試験対策について解説していきます。

わかっちゃいるけど、描けない

これまでも、「造形」については色々解説していますが(カテゴリー「実技試験-造形」をご参照くださいね)、
「言いたいことはわかるけど、手が動かない」
「理解できた。でも描けない」
「理屈と実践に隔たりがある」
という声もいただいています。

ネットで「保育士試験 造形 練習方法」と検索すれば、色々な情報が出てきます。動画サイトでもたくさん紹介されています。

が、まずは描こう!
これが、この記事で一番言いたいことです。

色えんぴつを用意してください。
そして、子どもを一人描いてみましょう。

ここからすべてが始まります。

スモールステップで進めよう

もしかして、今、ポーズをとっている子どもを描こうとしていませんでしたか?
保育園児らしくスモッグを着せて、
髪の毛はふわっとさせて、
手にも何か持たせよう
・・・とか、考えていませんでしたか?

もっと、簡単なところからスタートしましょう!

「描けない」
「練習の仕方がわからない」
とおっしゃる方は、けっこう難しいポーズを描こうとされる方がとても多いんです。
これまで10年以上、実技試験のサポートをしてきましたが、比較的男性に多いのが「絵が小さい」ということ。

そこで・・・

子どもの顔を大きく書いてみるところからはじめましょう。

手のひらサイズで「子どもの顔」を描いてみてくださいね。
何か、マネしてもOKです。
できれば、合格者の作品例の中から、「これいいな」と思う絵を真似してみてくださいね。
あんまりリアルな絵ではなく、できるだけシンプルな線で描かれているものがお手本としてはよいです。

線はつなげて描こう

ではまず、「子どもの顔」を描いてみてくださいね。
色はまだ塗らなくてOKです。
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  ・
  ・
いかがでしょう?描けましたか?
では早速ですが、顔の輪郭をチェックしてみてくださいね。
線はつながっていますか?
背景と一体化せず、ちゃんと区別されていますか?

ちなみに、線がつながっていない時、パソコンで色を塗ってみると・・・こうなってしまいます。

線をしっかりつなげたほうが、下の絵ですが、キリッとした印象になると思います。より完成度が高い印象ですね。
どこまで塗っていいかわからなくなってしまう、何となく頭や首の部分を描いてしまう、この「なんとなく描く」ことから脱却する第一歩が、線をつなげて描くことです。

簡単そうに聞こえますが、意外につなげるのが難しいかもしれません。
「ここでいいのかなあ?」
「なんか、変な形になった」

その感覚が大事です!
迷ったり変だと思ったところが、あなたの修正ポイントです。
その部分を徹底して直しましょう。

違和感がなくなるような線を、1本だけ選んで描いてくださいね。ここでも合格者の作品例が助けになってくれるはずです。

時短を意識して色を塗ってみよう

保育士試験の造形試験において、多くの受験生の壁になるのが「制限時間」です。時間内に作品を完成させるのは、合格ラインをクリアするためには必須と言えるかもしれません。
中でも、最も時間がかかるのが色を塗ることです。受験の手引きなどでは「彩色」とも書かれていますね。

では、先ほど書いた子どもの顔に、色を塗ってみましょう。
今回は、強く、濃く塗ってください。指が痛くなるくらい強く塗ってください。
塗り終わったらよーく見て覚えてくださいね。
はい、それが理想です。

色はしっかり塗った方が、明るく元気のいい印象になります。

では次に、もう1回子どもの顔を描いて、今度は、1分で色を塗ってください!
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  ・
  ・
いかがでしょうか?
最初に指が痛くなるくらい濃く塗った時と比べて、どうでしょう、何が変わりましたか?薄くなったり、はみ出したり、使う色が少なくなったりしていませんか?

短い時間で、きれいに塗るとき無意識に工夫したはずです。
その工夫を「意識」してみましょう。
例えば・・・

  • 薄く、ササ―ッと(雑に)塗ると早い
  • 濃い色より薄い色の方が、雑に塗っても目立たない
  • 紙を傾けると塗りやすい
  • 色の数が少ない方が早い
  • 広い面は、鉛筆を立てず、ねかせると塗りやすい

などなど・・・

彩色の練習も、まずは顔だけ、次は全身、次は背景だけ、とこちらもスモールステップで練習してみてください。

背景の彩色(色塗り)の時短ポイントは、ズバリ「色えんぴつ」です。
硬い芯だと、背景など広い面を塗るのに時間がかかります。色鉛筆の選び方については、こちらの記事を参考にどうぞ!

実技試験「造形」で合格できる色えんぴつは?

全身を描く練習をしよう

顔が描けるようになったら、全身を描く練習に入りましょう。
ポーズは、汎用性のあるものをいくつか練習します。何種類もたくさん書けるようになる必要はありません。
逆に言えば、自分が描けるポーズだけ描けばいいんです。
どんなテーマが当日出題されるかわかりませんが、テーマに合わせてちょっとだけアレンジすれば「使えるポーズ」を描けるようにしておきます。

特殊なポーズは描けなくてOK

過去問題のテーマで何十枚と練習される方もいらっしゃいます。
絵心のある方は、そうした練習方法も有効だと思います。何となくイメージができるので、とにかくたくさん書いて引き出しを増やしたい、というタイプですね。そうした方は、自分の中にある程度の「型」をお持ちですので、テーマに沿ってそれを自在にイメージして、描き起こすことができます。

絵に自信のない方は、それを真似しなくてOKです。
絵のうまい人と同じように練習すると、ドツボにはまることがあります。

繰り返しになりますが、同じポーズだけ、何度も何度も自分のものになるまで練習しましょう。
たくさんポーズを描く必要はありません。

配置を決めよう

実技試験の「造形」では、必ず「条件」が課されます。もっともわかりやすいのは、人数の指定です。
誰がどう見ても「条件を満たすかどうか」が明確なので、ここを外しては大きな原点となる可能性が高いでしょう。

最近の試験の出題傾向に合わせて、人数を想定しておくとよいでしょう。
例えば、子ども3人保育士1人の場合はこれ、ともう決めておきます。

テキストには、「紙面にバランスよく」とあると思いますが、そのあたりは「感覚」になります。大きい保育士さんは端っこに寄せると描きやすいです。だいたい1辺と同じくらいの背の高さを意識しましょう。その半分の大きさが子どもです。子どもは手前に2人、奥に一人。足元がずれるようにすると、バラけていい感じなります。

自分の絵を決めるために

一番大事なのは、「自分の絵」を決めてしまうことです。
それが決まったら、後は時短などを意識しながら精度を上げていく繰り返し練習に入ることができます。

バットの素振りや自転車と同じですね。
「なんとなく」のままに練習しても、合格作品には近づけません。

もしも、自分の絵がなかなか決まらない、「これでいいのか?」と悩み、なかなか不安が解消されない、ということであれば、プロの添削指導を活用してください。
保育士試験の目的、合格のポイントをしっかりと押さえたうえで、あなたの絵を直接指導してもらえば、
「どの線がベストか?」
「どの絵で練習するか?」
「どんな風に描けるようになるのが目標か?」
ということがはっきりと見えてきます。

「わからない」というところから、不安は生まれます。
「私の絵の正解は、コレ!」ということがわかれば、それに向かって練習すればいいので、迷いが不安が軽くなるはずです。

四谷学院では、実技試験対策の通信講座を開講しています。
忙しいあなたのために、自宅でも造形対策ができるんです。添削指導は、一人ひとりの絵柄に合わせて個人指導します。
あなたの画力に合わせて「ここをこうするとよくなる」「ここに気を付けて描いてみて」と具体的に絵を描いてアドバイスします。「言うだけ」のアドバイスレはありませんプロの指導員による構図例やお手本もお付けしますので、アドバイスを元に自宅での練習も行いやすくなります。質問サポートもついていますから、気になることは遠慮なくお問い合わせください。

添削指導例などはホームページでチェックしてみてください。
限定100名なので、受講をご検討されていらっしゃる方はお早めにどうぞ!


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