こんにちは、四谷学院の石田です。
本日は、実技試験対策の指導をしている中でありがちなNG例を理由や改善方法とともに紹介します。
保育士試験は自信をもって臨むことが大切ですが、「自分はもう完璧!」という方もぜひ一度この記事を確認してご自身の対策内容を見直してみてください。
実技試験対策で重要なのは客観的視点です。
目次
言語のよくあるNG例
自分の口演を録画してチェックしてみましょう!
「3歳児」が理解できないようなスピードで話している
試験の課題では「3歳の子どもがお話の世界を楽しめるように」という指定があります。
しかし、意外と忘れがちなようで、小学生なら問題ないが、3歳児がついていくには難しいスピードで話してしまっている人はよく見受けられます。
・3歳児にはむずかしい言葉を使っていないか
・一息つく「間」があるか
「子どもが15人程度目の前にいる」設定を忘れている
実技は「子どもは15人程度が自分の前にいることを想定」して行うと概要に書かれています。
・・・・・・なのですが、実際には目の前にいないので視線を固定して子ども「一人」に向けて話しているように見える方も多いです。
・(視線を振り分けるのは大事ですが)話す度に首を振る扇風機スタイルになっていないか
髪の毛で表情が隠れている
これは特に髪の長い方ですね。試験では表情が大切!
髪の毛で表情が隠れてしまってはモッタイナイです。
しっかり結んで表情が見えるようにして試験に臨みましょう。
視線も表情の一つです。前髪が目にかかる場合は短くしておくか、整髪剤やピンで整えましょう。
音楽のよくあるNG例
自分の演奏を録画してチェックしてみましょう!
声量が小さい
特にキーボードで練習している方は要注意。
試験本番の試験室の広さや響きにもよりますが、ピアノはキーボードよりも大きな音が出ることが多いです。ピアノの音色に負けてしまわないように、腹式呼吸を活かした豊かな声量で歌いましょう。歌唱時には、指が縦2本入る位の大きさに口を開くのがお勧めです。
・ピアノの音量に負けていないか
周りをチラチラ見ながら演奏している
試験概要にある「幼児に歌って聴かせることを想定して」を実践した結果ですので、絶対NG!というわけではないのですが、周りを見ながら演奏することで演奏や歌唱のクオリティが下がっては意味がありません。
よっぽどピアノに慣れていて「周りを見ながらでも完璧に弾けるし歌える!」という人以外は、演奏と歌唱に集中しましょう。
造形のよくあるNG例
自分の練習過程や作品と照らし合わせて確認してみましょう!
消しゴムで消すことを前提として練習している
「消しゴムで消せる色鉛筆は使っても良いですか?」とご質問をいただくことがあります。試験で禁止されているのは 摩擦熱で消える色鉛筆ですので、消しゴムで消える色鉛筆を使用すること自体は問題ないでしょう。ただし、試験は時間との戦いとなるので、時間短縮という意味では消しゴムはできるだけ使わずに描く練習しましょう。下書きの線の色をクリーム色にすれば、背景などで塗りつぶせるので気になりません。
構図等を考えずにいきなり本番描き
慣れていない人、絵を描くことが苦手な人こそ基礎が大切。
絵を描くといっても「人物」「背景」「小物」等様々な要素があり、部分部分がうまく描けない状態では全体像もうまく描けません。まずは部分部分を練習しましょう。
完成作品を描く段階においては「構図」も大切。どこにどう人物を配置するのかを考えてから描き始めましょう。
人物が小さい
絵は上手なのに、人物が小さめ……という作品は点数が低く付けられがちです。
人物が小さいと寂しく見えますし、背景の書き込みや塗りに時間もかかってしまいます。
保育士試験は人物が主役。なるべく人物を大きくを意識しましょう。
とはいえ、大きく描きすぎて子どもと保育士の違いがわからない!というようにならないよう要注意。
頭身に差をつけることで子どもと大人を描き分けましょう。
何をしているのかわからない人物がいる
保育士試験は毎回テーマが設定されています。そのため子どももそのテーマに沿った様子を描く必要があります。
・テーマにそぐわない小物を持った子どもがいないか
・テーマにそぐわない表情の子どもがいないか
まとめ
ここまでNG例を紹介しましたが、当てはまるものはありませんでしたか。
ドキッとする項目があった方は修正していきましょう!
最後になりますが、実技試験対策は客観的な視点が大切。
ご家族や友人など、自分以外の人に見てもらう機会を持ちましょう。
プロの先生からのアドバイスをもっと具体的に受けたい!という方向けに、四谷学院では、実技試験対策添削指導オプションを開講中です。
今回はアドバイスの一部をご紹介させていただきましたが、自分に合ったアドバイスをもらいたいという方はぜひ添削指導オプションをご活用ください!
添削指導オプション講座は、基本的な実技試験対策のスキルは身についていることを前提として、より実践的な指導を行います。そのため、実技試験対策講座をご受講中の方が対象となるオプション講座です。
本体講座である『実技試験対策講座』と同時に、添削指導オプションの申込みも可能ですので、実技試験に不安のある方、以前不合格だった方、あるいは「絶対に実技試験に合格したい!」という方は、お早めにお申込みくださいね。
実技新規申込者限定のお得なセット割引も実施中です!
このブログは、四谷学院の保育士講座スタッフが書いています。
四谷学院は通信講座ですが、あなた専門のサポートスタッフ『担任の先生』がつくようになっています。それが、私たちです。保育士試験についての専門知識はもちろん、どうしたら迷いなく勉強できるか日々考えているプロフェッショナル集団です。