こんにちは、四谷学院の石田です。
厚生労働省から、毎年7月頃に「簡易生命表」が公開されます。
これをもとに5年毎に「完全生命表」公開されます。生命表の確定版とも言うべきものです。
男性の平均寿命が80歳を超えたよ!という画期的なニュースは、テレビや新聞でも報道されたとおりです。(受講生向けの「法改正のポイント」でもお伝えしました。)
この記事では、気になる「平均寿命と健康寿命」についてお話します。
平均寿命の定義
健康寿命と平均余命の差は、健康番組などでも取り上げられることが多く、高齢化社会において話題になっています。
それぞれの言葉の定義について、まずは確認しましょう。
平均寿命とは、0歳の平均余命です。厚生労働省から発表の資料には計算式を交えて、小難しく説明してあります。
一般の方にはとうてい解読できません!!!(私もわかりませんと、胸をはって言ってしまいます)
※「健康寿命の延伸につながる食育の推進」より
先日なくなられた日野原先生(100歳を超えて生涯医師として現役!)は極めて健康寿命と平均寿命が近かったといえるのでしょう。
健康寿命の重要性
厚労省では「健康寿命をのばそう!」をスローガンに、国民全体が人生の最後まで元気に健康で楽しく毎日が送れることを目標としたスマート・ライフ・プロジェクトという国民運動を推進しています。
試験対策
健康寿命については、保健系の3科目で主に学習しますが、実際の出題はどうでしょうか?
調べてみると・・・
最近の保育試験で健康寿命について正解の選択肢として出題されたのは、以下のとおりです。
【平成28年後期「子どもの食と栄養」問15】
「第3次食育推進基本計画」(平成28 年:内閣府)における「食育の推進に関する施策についての基本的な方針」に「健康寿命の延伸につながる食育の推進」という項目が含まれているということを判別する問題・・・・・
【平成21年「子どもの食と栄養」問1】
「食生活指針」の文言「毎日の食事で、健康寿命をのばしましょう」について、「健康寿命」を「平均寿命」に置き換えて間違いだと判別させる問題
つまり、「食生活指針」に登場したワードだということが、保育士試験対策としては重要です。
「食育基本法」の文言の穴埋めで、間違いの選択肢として出題されたことも何度かありますよ。
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