こんにちは、四谷学院の野本です。
令和7年前期の保育士試験実技試験の概要が公開されました。
すでにご覧になった方も多いのではないでしょうか。なんと・・・
今年から実技試験の「言語」の課題が、当日指定される形になりました。
この記事では詳しく解説していきます。
「言語」はどんな試験なの?
実技試験の「言語」という試験は、「子どもたちにお話をする技術」を確認することが目的です。
そういった意味で、今年の試験も例年と変更はありません。
ただし・・・
昨年までは受験生は、あらかじめ決められている「4つのお話」から1つを好きに選んで採点官の前で実技をする形でした。
今年からは、あらかじめ決められている「3つのお話」から1つを試験室入室後に指定されます。
つまり今までは1つだけ練習しておけばよかったものが、今年は3つとも練習して試験に臨まなければならないということになります。
指定される可能性のある「お話」は次の3つ!
指定される可能性があるお話は以下の3つです。
2.「おむすびころりん」(日本の昔話)
3.「3びきのこぶた」(イギリスの昔話)
ちなみに昨年は上記に4.「3びきのやぎのがらがらどん」を加えた4つでしたのでお話自体が大きく変わったわけではありません。
その他条件は例年同様
お話が選択式でなくなった以外の
・お話は3分間にまとめる
・「想定人数」は15人
・「身振り手振り」は必須
・絵本道具の使用は禁止
というような条件は例年通りです。
保育士養成協議会のページを確認しましょう
以下のように記載されています。
3歳児クラスの子どもに「3分間のお話」をすることを想定して、子どもが集中して聴けるようなお話を行う。
1~3の課題のうち、指定されたお話を話すこと。
求められる力:保育士として必要な基本的な声の出し方、表現上の技術、幼児に対する話し方ができること。課題
1.「ももたろう」(日本の昔話)
2.「おむすびころりん」(日本の昔話)
3.「3びきのこぶた」(イギリスの昔話)1~3の課題のうち、いずれかを試験室入室後に指定します。指定された課題以外を行った場合は、採点の対象外となります。1~3のどの課題を指定されても話せるように準備しておいてください。 子どもは15人程度が自分の前にいることを想定する。 一般的なあらすじを通して、3歳の子どもがお話の世界を楽しめるように、3分にまとめてください。 お話の内容をイメージできるよう、適切な身振り・手振りを加えてください。 絵本等を持つことを想定せず、お話をしてください。 注意1 : お話をする際は立ってでも座ってでも構いません。
注意2 : 子どもに見立てた椅子等を前方に用意します。
注意3 : 絵本・道具(台本・人形)等の一切の使用は禁止です。
注意4 : 3分間は退出できません。時間は係がタイマーで計ります。保育士養成協議会 実技試験(前期)概要
実技試験(前期)概要|一般社団法人全国保育士養成協議会
「言語」のお話は3つ必ず練習しましょう
今までと同じ気持ちで「おむすびころりん」を選んで1つだけ練習して、「ハイじゃあ、あなたはももたろうです。お願いします!」と言われてしまったら大変です。
必ず3つのシナリオ全てについて練習をしましょう。
とはいえ、練習が増えたからと言って、実技試験対策を早めに始めなければいけないかというとそうではありません。
実技対策の目安は筆記試験の自己採点後でOKです。
変更があると不安になりますがあまり気にしすぎずにまずは筆記試験突破に向けて頑張りましょう。
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