実技試験「音楽」科目 ピアノが苦手な方必見!おススメ練習法

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こんにちは、四谷学院の石田です。
「試験で音楽を選ぶ人たちは、みんなピアノがじょうず」
そう思っていませんか?

いいえ!ピアノが苦手な保育士さんだっていますよ。

もし、ピアノに苦手意識を持っているのであれば、安心してください。保育士試験は、上手じゃなくても合格できます。

私がこれまで指導してきた方も、上手・下手にかなり差があります。それでも、同じ合格。保育士試験のポイントは「上手なピアノ」ではありません!
この記事では、保育士試験のポイントと練習方法をくわしくご説明します。

音楽の試験で選べる楽器は3種類

保育士の実技試験では「ピアノ」「ギター」「アコーディオン」の3つの楽器から1つを選び、課題曲の弾き歌いをします。どの楽器を選んでも、課題曲は同じですよ。

ピアノは試験会場においてあるものを使いますが、ギターとアコーディオンは、マイ楽器を持ち込みます。

さて、ピアノと言っても、実は大きく3つの種類があるんです。

試験で使うピアノの種類

●グランドピアノ
 弦を水平に張ったピアノ本来の形のピアノ。重低音もよく響く。

●アップライトピアノ
 弦を縦に張ってコンパクトにしたピアノ。音はこもりがち。

●電子ピアノ・キーボード(デジタルピアノ)
 ピアノらしい音をスピーカーを使って再現する。

 

いわゆる生ピアノ、アコースティックピアノの中でも「グランド・ピアノ」は豊かな響きがあります。
最近の電子ピアノ(デジタル・ピアノ)は、いわゆる本物のピアノ(アコースティック・ピアノ)により近いタッチや音質を再現できるようになりましたが、やはりグランドピアノとは異なります。

グランドピアノを経験しておこう


 
受験生のほとんどが「ピアノ」を選びます。
自宅で練習する方がほとんどだと思いますが、自宅にグランドピアノがある人は・・・ごく一部ですよね?

試験会場で、ピアノの種類を選ぶことはできませんから、もしかして、グランドピアノが当たっちゃうかもしれません。

「普段は電子ピアノ(キーボード)で練習している」
「生まれて初めてグランドピアノに触る」という方は、さらに緊張が上乗せされてしまいますから要注意です。

グランドピアノの特徴

グランドピアノは、大きく、威圧感があり、音が響きやすく、電子ピアノに比べて鍵盤が重いのが特徴です。
普段練習しているピアノとは、タッチや響きがまったく違うと、それだけであせってしまい、実力が十分発揮できないかもしれません。

「事前に」「絶対に」「かならず」グランドピアノに触る機会をつくっておきましょう。

グランドピアノを経験する方法

グランドピアノに触る機会は1回あれば十分です。
「グランドピアノを弾いたことがあるぞ!」という”経験”と”こころの準備”が大事なんですね。

・試験前だけピアノ教室に通う
・練習スタジオを1時間だけ借りる
・保育園や学校などで弾かせてもらう

楽器屋さんで無料で試し弾きさせてもらうチャッカリさんもいらっしゃいます。
どんな手段でもいいんです。ホンモノのピアノに触ることです。音の響きが全然違いますからね。
グランドピアノが指定された”もしも”の場合に備えてできる準備はしておきましょうね。

スクーリングはチャンス

スクーリングは「楽しいピアノ」「正しい音」になっているかどうか、先生から確認してもらえるよい機会です。
さらに、グランドピアノに触れるチャンスでもあります。

四谷学院でもスクーリングをやっていますが、ここでは、ピアノに触りまくってもらっていますよ。
会場によっては、グランドピアノ、アップライトピアノ どちらもありますので、弾き比べしたりも。

「鍵盤がおもーい!」
「音が響くー!」
「もっと声出さなくっちゃ!!!」

こんな歓声(?)も上がります。
そして、「一度グランドピアノに触れてよかった」みなさんがおっしゃいます。
1度でも触った経験があれば、こういうものだと知っていますから、心配もなくなり、その分集中して練習できますね。

ワンステップずつ練習しよう

ピアノが苦手な方、たいていは「片手なら弾ける」とおっしゃいます。でも両手では弾けない、歌いながらは弾けないのです。そこで、皆さん「両手の練習」「弾きながら歌う練習」しますよね?

でも、いきなり両手&歌では、ちょっと大変。

そこで、四谷学院では「スモールステップ」の練習法をお勧めしています。
その第1ステップが「歌だけ」。まずは正しいメロディを頭に入れます。次が「片手の練習」。片手でもあやふやなのに、両手で練習して上達するわけがありません。片手からがんばりましょう。
なお、よい声を出すために、ストレッチもお忘れなく。

練習のすすめ方

STEP1 歌だけ
STEP2 右手だけ
STEP3 左手だけ
STEP4 歌と右手
STEP5 歌と左手
STEP6 右手と左手
STEP7 両手と歌

1つずつステップを進んでいくと、自分の弱点がはっきりわかります。例えば、「伴奏に声の大きさが消されがち」「左手が弱い」などなど・・・
この弱点がわかれば、集中的に練習できますよね!いきなり両手・いきなり弾き歌いよりもずっと上達が早くなります。

四谷学院の通信講座では、伴奏付きの楽譜のほか、正しい練習法を動画つきで説明します。初心者の方も安心して練習できますよ。質問サポートもついています。
くわしくはホームページでご確認ください。