実技試験 造形科目の”予想問題”を考える

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こんにちは、四谷学院の石田です。

造形は、
「3科目の中で一番むずかしい!」
「点数が取りにくい!!」

なんて言われています。

ネットの書き込みなどでそれを見た方が、「間違えて選んじゃったよ~!」とオタオタされていることもあるようですが、
「難しい」「簡単」は人それぞれ。気にする必要はありません。

積極的にせよ、消極的にせよ、「造形」を選んだあなたにとって、この科目はベスト・チョイスです。

自信をもって練習に励みましょう。

テーマは当日発表

「保育の一場面を絵画で表現する」のが課題です。
画用紙のサイズや制限時間、作画の材料などは受験概要にて発表されます。
ここ数年、ほとんど変化はありませんので、ほぼ毎年同じと考えて良いでしょう。

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出題のされ方を確認しよう

具体的なテーマは、試験当日に発表されます。こんな感じです。

<当日提示>
【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内に絵画で表現しなさい。

【事例】
雨上がり、K保育園の園庭にいくつか水たまりができました。長ぐつをはいた子どもたちが水たまりにジャブジャブ入ったり、葉っぱを浮かべたりしながら楽しんでいます。その様子を見て、保育士が声かけをしています。

【条件】
1.水たまりで遊んでいる子ども達および保育士を描くこと。
2.園庭の様子がわかるように表現すること。
3.子ども3名以上、保育士1名以上および水たまりを表現すること。
4.色鉛筆で色をつけること。

 

ここで注目すべきは
具体的なテーマや条件は、当日発表される
ということなんです。

あらかじめ公開されている情報は「保育の様子」だけです。
保育園では、0歳児から6歳児まで、朝も早くから夕方、夜まで保育があります。
日々の保育はもちろん、行事もたくさんありますね。

この中から、出題テーマを予想するのは至難の業。
予想はほぼ当たらないと見てよいでしょう。
予想作業は、無駄な努力になる可能性が大・・ということなんです。

過去の出題を見て、
「次はこのテーマだ!」とひらめく方もいらっしゃるかもしれませんが、
断言しましょう。

まず当たりません。

予想のななめ上を行く出題がされますから、冷静に考えると、予想に費やす時間を人物画の練習にあてる方が確実。「予想問題」には振り回されないのが無難なんです。

予想ばかりにかまけてしまうと、自分の練習していないテーマが出題されたときに、
「やったことない・・・・涙」
異常に焦りが大きくなってしまいがちです。

真面目な方ほど「予想問題」に着目しがちです。インターネットでは根も葉もない”うわさレベル”の予想問題もあります。
「どうしよう、練習していない」
「そんなの聞いていない」・・・
こんなふうに予想問題に振り回されてきた受験生をこれまで数多く見てきました。

言ってしまいます。

「テーマを予想する」ことは諦めましょう。
心からのアドバイスです。

その代わり、本番で使える練習をしましょう!

造形の試験で有効な練習法

では、どんな練習すればいいのか。
ココからが本題ですよ。

まずは、主役となる人物を練習します。
子どもと保育士、保護者やご老人も描けると良いですね。
余力があれば、身近な動物なんかも描いてみましょう。

絵の主役は「人物」です。
これは間違いありません。
試験には制限時間がありますから、人物を最優先として時間を使ってください。

練習する上で最大ポイント、それは・・・
<どんなテーマにも使える汎用性の高いポーズ>を練習することです。

テーマが予想できない以上、当日に描ける動きを組み合わせるしかないんです。
だから、よくあるテーマ・よくあるポーズを練習するのが、一番確実です。

あとは、当日テーマにふさわしい背景を描いて、人物を配置するだけです。
小道具を追加したり、服装を工夫すると楽しいですね。

ここまで読んでくださったあなたへ。
基本的練習をされた上で、「練習しておいてソンはないカモ」くらいのつもりでご覧ください。

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やはり基本的な絵画作成のスキルは必須


「汎用性の高いポーズ」「テーマにふさわしい背景」「人物の配置」
という指導は、四谷学院の実技試験対策でも指導しています。
添削指導講座では、より具体的に個別指導でお伝えしています。

確実に合格したい方、高得点で合格したい方は、受講を検討してみてくださいね。