こんにちは、四谷学院の夏目です。
この記事では、「実験観察法」について解説します。
実験観察法とは
実験的観察法では、独立変数と従属変数を設定し、ほかの要因を統一した上で、独立変数を変化させていき、それに伴って従属変数がどのように変化するかを分析していきます。
これだけでは、抽象的すぎて、よく分からないかも知れません。
具体例を挙げて、みていきましょう。
実験観察法の具体例
たとえば、「プレイセラピー」をとりあげましょう。
プレイルームという日常とは隔絶された等質な空間で、子どもの振る舞いを観察する場合を考えてみます。
このとき、実験的観察法を用いるとすれば、次のような方法が考えられます。
子どもへの声のかけ方、表情、受け答えの仕方などについて、あらかじめパターンを決めておきます(独立変数)。それぞれのパターンで、子どもがどのように反応したのか(従属変数)を記録します。
以上のことから、子どもの反応を引き出すには、セラピストがどういう態度をとればよいかを調べます。
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