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精神医療の現場で言われる「EBM」と「NBM」って何?

  公開日:2018/01/17
最終更新日:2020/05/08

※この記事は約2分で読めます。

こんにちは、四谷学院です。
このページでは、EBMとNBMについて解説をします。

EBMとは?

近年、精神医療の現場では、EBM(Evidence Based Medicine)ということが盛んにいわれるようになりました。
英語で書くと何やら難しそうですが、簡単にいえば、証拠(エビデンス)に基づいた治療という考え方です。

「証拠」とは、計測して数値にできるもののことです。
臨床心理学は、目に見えない、人の心を扱う学問ですから、目に見える「証拠」に基づいて、客観性を保とうとする姿勢が大切になってくるのです。

NBMとは?

同時に、臨床心理学は、個々の人間と向き合うための学問でもあります。一人ひとりの目から見える、主観的な世界も大切にしなくてはなりません。
こうした視点から、EBMと並んで、個々人の語り(ナラティブ)に注目するNBM(Narrative Based Medicine)という考え方も出てきました。

EBMとNBM

EBMとNMBは、対立するものではなく、むしろ互いに補い合う関係にあります。
データ一辺倒に偏ったり、主観的で恣意的な見方に偏ったりすることを防ぐために、EMBとNBMという複数の観点が必要になってくるのです。

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