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デザイナーも意識する「アフォーダンス理論」

  公開日:2017/09/12
最終更新日:2020/05/08

※この記事は約2分で読めます。

こんにちは、四谷学院です。
このページでは「アフォーダンス理論」について、解説します。

アフォーダンスとはなにか?

アフォーダンス(affordance)とは「生活体を取り囲む環境に備わっている、生活体との関係性の中で初めて意味をなす特性」のことです。

アフォーダンスという語は、アフォード(afford)つまり「 与える、提供する」という意味がありました。
その背景には、「生物が環境に意味を与える」のではなく、「環境の持つ意味が生物に知覚される」という捉え方があります。
この考え方について、もう少し詳しくみてみましょう。

アフォードする

アフォーダンス理論では、人を生物と捉え、それが生態学的に適応していくときのプロセスをみていきます。
外界にある物体はすべて、もともとアフォードされるべき情報を持っていて、その情報がアフォードされることで、生物の適応的な(生態学的に妥当な)行動を支えるのです。

つまり、アフォーダンスは、生物と環境との相互作用の中で、生物の柔軟で適応的な活動を支える環境の性質であるといえます。

アフォーダンス理論の応用分野

アフォーダンスの概念は、臨床で直接的に用いられるというより、発達心理学や教育心理学の分野で多く扱われます。
心理学以外の領域では、理学療法、建築学、建築デザイン、電子工学(ロボット開発)、人間工学、体育学など、環境と人とを結びつける領域においてよく用いられています。

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