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こんにちは、四谷学院の夏目です。

アドラー(Adler, A.)の心理学は「個人心理学」と呼ばれていますが、その理論に関連した「劣等コンプレックス」について、今回は少し詳しく見てみましょう。

劣等コンプレックス

「コンプレックス」≠劣等感?学問的に説明すると?

劣等コンプレックスは「自分が他人よりも劣っている」という考えにより形成されるものです。
容姿の美醜、能力の高低、収入や財産の大小、社会的地位や名誉の有無など、『自分の自己評価』と関係するあらゆる事象が劣等コンプレックスの要因になり得ます。
そしてこの劣等コンプレックスを、努力や代替行為(方向転換など)といった、何らかの方法によって克服しようとする心理メカニズムが『補償』です。

劣等コンプレックスの多くは、さまざまな形の補償、認知(受け止め方)の転換、自意識の調整によって、実際の社会生活・人間関係に悪影響がでない程度に抑制されます。

しかし、『自意識(承認欲求)・自己防衛の過剰』が起こると、劣等コンプレックスの影響が強まって不適応を起こします。
アドラーはこれが神経症の原因となると考えたのです。

なぜ「アドラー心理学」が流行るのか?

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