幼稚園教諭免許をお持ちの方へ 今が保育士資格取得のベストタイミングです!

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幼稚園免許だけでは不十分!?

幼保連携型認定こども園をご存じでしょうか?
教育と保育、両方を一体的に行う施設です。いわば幼稚園と保育所の両方の良さをあわせもっている施設と言えるでしょう。

幼保連携型認定こども園はニーズに応じて増加傾向にあります。
実際に、幼保連携型認定こども園に通う子どもたちの数も増加しています。


出典:学校基本調査-令和元年度(速報)結果の概要-より作成
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/kekka/k_detail/1419591.htm


出典:学校基本調査-令和元年度(速報)結果の概要-より作成
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/kekka/k_detail/1419591.htm

ここでご注意ください!
幼保連携型認定こども園は、幼稚園的機能と保育所的機能の両方の機能をあわせ持つ1つの施設であるため、そこで働く職員の資格として保育教諭を配置することが定められています。
保育教諭とは何か…と言えば、「保育士資格」そして「幼稚園教諭免許」の両方の資格を持つというのが条件となっています。
つまり、幼稚園教諭免許だけ持っていてはこども園に勤めることができないということなんです。

もちろん保育士資格だけ持っていてもダメです。「幼稚園教諭免許」「保育士資格」両方あって初めてOKとなります。
幼稚園型こども園、保育園型こども園、地方裁量型こども園についても「幼稚園教諭と保育士資格の両免許・資格の併有が望ましい。」とされているんです。

さらに幼稚園の設置数、幼稚園児数については、年々少なくなっており、減少傾向にあります。


出典:学校基本調査-令和元年度(速報)結果の概要-より作成
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/kekka/k_detail/1419591.htm


出典:学校基本調査-令和元年度(速報)結果の概要-より作成
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/kekka/k_detail/1419591.htm

こうしたデータからもお分かりの通り、社会のニーズは幼保一元化です。幼稚園教諭免許だけを持つ方が、追加で「保育士免許」を取得することで、活躍の場を広げることができるといえるでしょう。
「幼稚園免許」を持っている方は、「保育士免許」を取得すると、就職・転職に圧倒的に有利になります!

保育士試験が一部免除される!

保育士資格試験には、一次試験にあたる「筆記試験」と、筆記試験合格者だけが受験できる「実技試験」の2つの試験があります。
筆記試験は9科目(数え方によっては8科目)を受験し、実技試験は3分野から2分野を選択して受験します。
非常に出題範囲が広く、対策すべき内容も多岐にわたる試験です。

ただし、幼稚園教諭免除をもっていると一部の科目が免除になります!
ほかに、「社会福祉士」「介護福祉士」「精神保健福祉士」の3福祉士の有資格者には、科目免除があります。

免除になる科目は?

免除申請をすることによって「保育の心理学」、「教育原理」、「実技試験」が免除されます。
受験科目は以下の通りです。

さらに!
上記以外の科目についても、指定保育士養成施設において科目履修等により筆記試験科目に対応する教科目を修得した場合、免除されます。
具体的には、指定保育士養成施設が発行する「幼稚園教諭免許所有者保育士試験免除科目専修証明書」(幼教専修証明書)を提出します。

現在、幼稚園教諭免許状を有する者における保育士資格取得特例が認められています。
幼稚園教諭をもっている方の保育士資格を取りやすくしているので、保育士試験取得にベストなタイミングなんです!

詳しくは「全国保育士養成協議会」にご確認ください。

四谷学院の保育士講座は、1科目から受講ができます。
免除科目をお持ちの方は、通信講座で効率よく合格を目指しましょう!