こんにちは、四谷学院の夏目です。
このページでは「前意識」について解説します。
四谷学院通信講座「心理学入門講座」のテキストでは、より噛み砕いて解説しています。
前意識とは
「前意識」は、意識と無意識をつなぐ領域です。
フロイトによれば、意識は無意識からの呼びかけに影響されています。
無意識に閉じ込められている様々な体験(すなわち記憶)は、必要に応じて意識に上ってきます。
それらをいったんバッファしておく、つまり一時的に置いておくのが、前意識の領域です。
意識・無意識・前意識の構造
無意識の領域には、エスと超自我があります。
エスから上ってくる性的な欲動に基づく観念を、前意識において「検閲」するのが超自我の役割です。
そして、その検閲された結果を、知覚情報とともに自我が認知し、適応的な判断をしているわけです。
こうした意識・無意識・前意識の構造があり、そこにエス、自我、超自我の役割分担があって、一人の人間の心が成り立つのです。
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