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こども環境管理士試験1級と2級の違いは?

  公開日:2018/03/15
最終更新日:2024/03/07

※この記事は約5分で読めます。

こんにちは、四谷学院のこども環境管理士、林田です。

四谷学院の「こども環境管理士試験対策講座」は、2級の試験受験者を主な対象としています。。
四谷学院の受講生にも、1級を受験される方もいらっしゃれば、2級を受験される方もいらっしゃいます。

この記事では、級によって試験がどのように違うか、そして対策の方法がどう違うかについて、解説します。

こども環境管理士に求められるもの

地域の自然を活かして保育環境の充実を図り、その振る舞いを通じて興味関心を高めることで、子どもたちの豊かな感性を育て主体的な活動を促すことができる、保育士や支援者

こども環境管理士「受験の手引き」より)

こども環境管理士に求められる基本的な姿勢は、1級も2級も変わりません。

保育園や幼稚園、そして地域において、子どもたちに本来の自然と触れ合う機会をつくります。
子どもたちが自然に触れて、「おもしろい!」「ふしぎ!」という豊かな感性を養っていくためのサポートを行います。

自然環境に関する知識や興味が高まっていくことで、子ども自身が自分から行動し、自然に働きかけたり、
普段の生活の中で、自然環境について自分なりに考えていく機会を増やしていく
ことが期待されます。

こども環境管理士2級試験について

2級資格は、自然環境に興味をお持ちであれば、どなたでも受験していただけます。

保育士を目指す専門学校や大学の新1年生、保育園や幼稚園に就職した新社会人の方から、
今後のキャリアアップを検討中の中堅スタッフ、園の運営に関わる園長先生や主任先生、施設長の方まで、幅広くチャレンジしていただけます。
もちろん、子育て中のパパ・ママにもオススメです。

なかでも、こんな方には特にオススメします。

「自然環境とかビオトープとか、面白そうだけど、どうやって勉強したらいいかわからない。」
「園で行う野外活動や遠足を、もっと充実した活動にしたい。」
「“環境教育に強い保育士・幼稚園教諭”として自分のキャリアアップにつなげたい。」

保育の現場での経験が少ない方、子育ての中で自然環境の知識を生かしていきたい方、これから保育士を目指される方、退職後に地域の自然を学びなおしてみたい方、子ども向けボランティアに参加されている方などなど、非常に幅広い受験層となっています。

こども環境管理士1級試験について

1級試験は保育園や幼稚園などで3年以上の実務経験をお持ちの方が受験することができます。

2級は「専門家の話していることが理解できる知識」である一方、1級は「専門家と対等に相談したり、現場の立場から提案したりできる知識と経験」を持つ方です。

より専門的な知識や創意工夫の実体験などをもつ1級の有資格者の多くは、園や地域の自然環境部門の責任者として活躍し、2級資格やビオトープ管理士など、関連資格をお持ちの方も多くいらっしゃいます。

2級と1級の違いは?

2級はいわば「入門編」です。
基本的な知識と熱意があれば、資格を取得することができるといっても過言ではありません。
四谷学院の通信講座「こども環境管理士資格対策講座」をご受講いただければ、初めて環境を学ぶ方の標準学習期間は3ヶ月。
以前から自然環境に興味をお持ちの方でわずか2ヶ月間の勉強でも合格されるケースもあります。

1級試験は、より専門的な知識や経験が必要となってきます。
日々、新聞やテレビでのニュース、あるいはその地域でよく見られる動植物などにも興味を持ち、積極的に学ぶ姿勢が求められます。

筆記試験のうち、小論文は2級試験のおよそ倍の分量(800字)となります。
2級と異なり「口述試験」もありますので、付け焼刃の知識では不十分。
これまでに積極的に自然環境の活動に参加したり、学んだりした方(あるいはしたい方)に向いているといえます。

1級は「伝える力」が求められる

「え!口述試験まであるの!」
と驚く方もいらっしゃるのではないでしょうか?

1級の資格取得者は、これから自然環境活動リーダーや責任者として活躍することが期待されていますので、園や地域での活動事例や、今後の目標など、具体的に言葉にして周りの方に伝える力も求められると考えられます。
上手にプレゼンをする必要はありませんが、こども環境管理士として求められていることを十分に理解した上で、ご自身が今までしてきた活動や熱意を伝えることが口述試験ではポイントとなります。

四谷学院「こども環境管理士資格対策講座」には、「小論文対策」はもちろん、1級受検者に対しては「口述試験対策」も含まれています

本格的な小論文対策テキストと模擬試験で、あなたの熱意を言葉にして伝える練習ができます。
「口述試験対策」では、入退室のあいさつや「頭が真っ白になってしまったときは?」など、受験生の不安を解消できるよう、口述試験のコツを伝授します。

まずは2級からチャレンジ!

初めて環境について学ぶ方でも、すでに保育者や支援者として活動されている方であっても、まずは2級からのチャレンジをオススメします。

2級では基本的な知識をしっかりと学びます。
すると、「ここは詳しく知りたいな」「もっと鳥の種類を覚えたい」「園の計画を見直そう」
などなど、自分自身に必要なことが見えてくるはずです。1級取得のために必要な対策や方向性が見えてくることでしょう。

また、2級にも小論文のテスト(400文字)が課されています。「こども環境管理士としての意思や信念、知識を問う」という問題です。
それほど長い文章ではありませんが、日々考えていくことを読み手にわかりやすく伝えるということに難しさを感じるかもしれません。
短文から長文と、「文章を書くこと」に慣れていきましょう。さらに、段落の構成や文末を少し意識するだけで、説得力がぐっと増します。

四谷学院「こども環境管理士資格対策講座」は模擬試験付きです。

小論文の課題ももちろん含まれています。四谷学院の担当者に「お手紙を書く」という気持ちで取り組んでください。
あなたの感じる「何かしたい!」「何かできるはず」という気持ちを、きちんと整理する機会になると思いますよ。

四谷学院の通信講座は、受講サポートも自慢です。
疑問点や気になることがあれば、遠慮なくお問合せください。合格に向けて、しっかりサポートいたします。


※本講座は、公益財団法人日本生態系協会の編集協力によって作成されております。

 

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