こんにちは、四谷学院の夏目です。
今回は、「健康心理学」について解説していきます。
健康心理学の対象
「健康心理学」と聞いて、誰を対象に思い浮かべますか?
身体的な健康を損ねた人を思い浮かべたでしょうか。そうであれば、残念ながら不正解です。
健康心理学が対象としているのは、健康を求めるすべての人です。
健康心理学とは、身体的に健康な人の健康維持についても扱っている心理学なのです。
健康心理学の目的
健康心理学は、身体的な健康の維持と増進、疾病の予防と治療において、心理学的な貢献をすることを目指す学問となります。
心の健康のみならず身体の健康も目的としているわけですね。
具体的にはストレスとストレスコーピング、免疫力の向上や低下への心理的要因の影響、ライフスタイルなどの研究が行われています。
実生活に応用しやすいため、今後の発展が期待されている分野と言えるでしょう。
ストレスコーピング(stress coping)とは?
ストレスコーピングとは、日本語で言うとストレス対処法です。
「何だ!」と思った方もいるのでは?
「cope」という英語には、「対処する」「うまくやる」「立ち向かう」などの意味があります。イメージしやすいですね。
受けてしまったストレスをどう処理するのか、ということのほかに、受けるストレスを軽くする方法や、そもそもストレスを回避する方法なども含まれています。
自分にとって何がストレスなのか?回避する方法はあるか?発散する方法には何があるか?などなど、ストレスの発生を自覚して行くことからはじまります。
心と免疫
たとえば「笑顔で免疫力がアップする」ということを聞いたことがあるかもしれません。
「笑い」が健康面にポジティブな影響を与えるという研究もされています。
なお、「日本健康心理士学会」では、「健康心理士資格」の認定を行っています。
「健康心理学によって国民の健康の向上に貢献し、健康心理学の研究と実践の進歩と発展に資するために、健康心理学の専門家を養成すること」を目的として設けられています。
四谷学院では、初めて心理学を学ぶ方でも、わかりやすい解説で複雑な概念も楽しく理解!
臨床心理士など、心理職へのファーストステップとしても最適です。
くわしくは、ホームページをご覧ください。