こんにちは、四谷学院の土田です。
字がきれいになりたい!そう思っているあなたへ、質問です。
「字がきれいになればいいから、資格はなくてもいい」と考えますか?
「せっかくだから、資格もほしい!」と考えますか?
私は、資格なんてなくても、字がきれいなら、それだけいいわって思っていました。
でも、最近考え方が変わってきたんです。
こんなに頑張ってるし、周りにほめられることも増えたけど、せっかくだから「資格」も欲しい。
資格なんていらないと思っていた私ですが、今では検定にチャレンジし、「有資格者」となりました。
正直なところ、「資格を取ってよかった!」と思ってます。
この記事では、「資格を目指してたことでのメリット」をお話しします。
きっかけは「ボールペン字大賞」
今年も日本書蒼院主催の「ボールペン字大賞」というペン字のコンテストが行われました。
私も参加しようかな?と少し思ったんです。
本当に思い付きです。
でも、結局やめました。
それは、なんだか恥ずかしかったからです。
これまで「添削課題」は出しまくっていますが、「コンクール」「コンテスト」とかは未体験。もちろん、賞なんてもらったことはありません。
もしも賞をもらえたら、すっごく嬉しいと思うんです。
欲しいな、と思う気持ちも、やっぱりあります。
目指してみたい、とも思います。
でも、賞をもらえなかったらすっごく悔しいと思う。
結局、踏ん切りはつかず、今年は出せなかったわけですが、これをきっかけに「認められたい」「証明がほしい」という気持ちがフツフツとわいてきました。
こんな気持ちは、久々でした。
そこで、私「検定」にチャレンジすることにしました。
文部科学省後援の日本で唯一のペン字資格検定「硬筆書写技能検定」の2級です。難しい方から2番目の級です。
年に3回もチャンスがある
これが、かなり後押しになりました。
「合格したら、みんなに言おう」
と秘密裏に進めることもできるし。笑
資格を目指してよかったこと
資格がなくても、だれかに「上手ですね」と言われると嬉しいものです。
でもちょっと頑張って「資格」を目指すことには、意外かもしれませんがメリットが多いんです。
練習のモチベーションが上がる
「きれいな字になる」というよりも「硬筆書写検定2級に合格するくらいきれいな字になる」のほうが、目標が具体的でイメージしやすい。だから、練習のモチベーションを維持しやすくなります。
当たり前ですが、出願料もかかります。
実際、出願してから、ものすごく気合が入りました。笑
実践力が鍛えられる
硬筆書写技能検定の試験問題は、長い歴史を持つだけに、とてもよく考えられた出題です。
楷書、行書の書き分け、ハガキや掲示文など、実践的な出題がされます。
特に第1問の速書きは
「速く、かつきれいに書く」
という試験です。
これはまさに普段の生活で私たちが目指すことですよね?
私は普段、和歌や文学作品の一節を書いて練習しています。
とても楽しいのですが、実践的かと言われると…少し疑問もあります。
検定試験対策をすることで今までの練習の成果を生かしつつ、実践的な面も鍛えられたと思います。
自分の弱点がはっきりわかる
たとえば、第1問「速書き」の出題は、横書きで制限時間があります。
心を落ち着かせてゆっくり書けば、それなりに書けるのだけど…
という方、多いのでは?
例えば私の場合は、急いで書くと字粒がそろわず、右上がりになりがちなので、そこが弱点とはっきりわかりました。
上達が早い
上の「実践力が鍛えられる」「弱点がわかる」にもかかわるのですが、資格対策をするようになって、上達のスピードが上がったように感じます。
モチベーションが高まったことも影響しているかもしれません。
試験日が決まっているということもあり、「今日はこの課題を重点的に練習しよう」と計画的に練習に取り組めるようになったと思います。
私の場合は「こっそり」資格取得を目指しましたが、家族や友達に宣言することで「有言実行」「背水の陣」となり、より集中して練習に臨めるかもしれませんね。
とにかく達成感が大きい
「合格通知書」を眺めると、本当に嬉しい気持ちが湧き出てきます。
これまでの努力が「目に見える形」になるって、こんなに嬉しいものなんですね!
履歴書にも書けますし、学生さんの場合には、単位が免除される学校もありますから、ペン字の練習をされている方は、資格取得を目指すメリットは大きいと思います。
自宅で合格を目指すなら
書道教室やカルチャースクールのペン字教室でも、試験対策をしてくださることはあると思います。
もしも自宅で勉強したいということであれば、通信講座をお勧めします。
試験には「理論問題」と「実技問題」がありますが、こちらは「実技」に特化した通信講座です。
「理論はテキスト勉強できるけれど、実技はどう練習すればいい?」
というお声に応えて開講されました。
日本書写技能検定協会の編集協力を得て作成されたものなので安心です。