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こんにちは、四谷学院の後藤です。
「ペン字や習字を習おうかな?」
そう思うようになったきっかけは、何でしょうか?

受講生の方に受講理由を聞いてみると、さまざまな理由があることが分かりました。

ペン字を学ぶきっかけは?

・ 会議で「書記」に任命されてしまった。このままの字ではまずい!と焦ったから。
・ 子どもの連絡帳に書く自分の字にゲンナリしてしまった。
・ 会社の上司から「君の字が読めない!どうにかしろ!」と言われたので。
・ 岡田先生の字を見て「こんなステキな字を書きたい!」と思ったから。
・ 「のし袋」や「年賀状」で自分の名前すら書くのが苦痛。
・ 社会人になって、こんなに手書きの機会が多いとは思わなかった。

などなど

色々なきっかけでペン字をはじめていらっしゃいます。
なかでも一番多いのが、
「自分の字をきれいに書きたい!」
という理由です。

冠婚葬祭はもちろん、会社でも「署名は直筆で」ということが多いものです。
また、ご家族のために書くこともあるかもしれません。

自分の名前なんだから、自分できれいに書きたい。
すべてとは言わなくても、自分の名前くらいうまく書きたい。

とても自然なお気持ちだと思います。

名前だけ書けても・・・!?

「でも・・・名前だけ書けても意味がないでしょ?」
そう考える方もいらっしゃると思います。

たとえば、「漢検漢字辞典」を開いて見ると・・・6千字以上が収録されています。
小学生向けの漢字辞典でも2千字以上!
そのうちわずか10字程度が上手になっても、ほとんど意味がないじゃないか、と思うかもしれませんね。

しかし、それは練習の仕方にもよります。

名前に入っている漢字がきれいに書けると、それ以外の字も自動的にきれいに書ける練習法があるんです。

きれいな字のルールを考えること

「きれいな字」にはルールがあります。

たとえば・・・「相譲相避の法則」。
「お互いに譲り、お互いに避ける」という文字通りの意味です。
へんやつくりがぶつかったり、縮こまって書かない、ということ。

名前を練習するときに、この法則を同時に習えば、ほかの2千文字以上に応用ができるんです。
1文字ずつすべての字を練習する必要はありません。

たとえば、私の名前「藤」には、部首に「ぎょうにんべん」がついています。
この部首をビシッと書けるようになれば、少なくとも「ぎょうにんべん」を含む漢字の半分はきれいに書けるようになるんです。
たとえば、「行」「往」「従」「術」などなど。

ルールを覚えれば再現性が高まる

きれいな字になるために王道とも呼ばれる方法はお手本をよく見て、くり返し練習することです。たしかに、たくさん練習すれば、必ずキレイに書けるようになります。
しかし、それでは効率がよくありません。途中で飽きてしまいますし、練習をサボればすぐにもとの字に戻ってしまいます。

そういった意味でも「きれいな字のルール」を覚えることはとてもメリットが大きいのです。

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