※この記事は約7分で読めます。

こんにちは、四谷学院の土田です。

ペン字の練習において、一番効果的なことは何だと思いますか?

たくさん書くこと?
継続すること?
有名な先生に習うこと?

この記事では、ペン字が上達するための練習方法とその効果について考えていきます。

書けば書くほどうまくなるか?

まずは練習!とにかく練習!やればやるほどうまくなる!!
だったらいいな、とは思います。
練習法としては王道ですし、ある意味では正解ともいえます。

しかし、本当に「上手」になるのでしょうか?

野球の練習を想像してみてください。
毎日、素振りを100回します。間違いなく体力はつきますが、正しいフォームで素振りできるようになるか?というと・・・必ずしも正しいやり方ではないですよね?

鏡に全身を映して、気になるところをチェックしたり。動画で撮ってみて、コーチにアドバイスをもらったり。
ただ100回やればいい、というわけではないんです。

ペン字も同じ。ただ繰り返し書くのではなく、「手本をよく観察すること」が大事です。
もちろん、手本をじっと見つめているだけでは上達しませんから、見て・書いて・見て・書いて・・・をくり返すとよいでしょう。

あなたの「なりたい字」をお手本にしよう!

たとえば、本屋さんでペン字の練習帳をみたり、通信講座のチラシやホームページをみたりすると思いますが、字には個性があります。
あなたはどんな字に憧れますか?
あなたの「なりたい字」を見つけて練習しましょう。
「好きじゃない字」で練習してはいけません。「こういう字になりたい!」という気持ちが、練習の基本姿勢ですね。

書道歴=上達ではない

幼い頃から書道を習っている方、周りにいらっしゃいませんか?
知り合いに、書道8段の方がいますが、周囲の人は
「え~~~うっそ~!」
という反応です。(かわいそうに…)

残念ながら、長く習っているからといってうまいわけでもないんですよね。
その証拠に、書道を習って数年の小学生と40歳を超える私、上手なのは・・小学生です。ハイ、そういうこと、あります。

しかし、これもやり方次第。

数ヶ月ではなかなか成果が出ないけれど、半年、1年と練習を重ねることで、たしかに上達が実感できます。
メキメキと・・・とはならないかもしれませんが、長年練習を続けると、ペン先の扱い方や自分のクセなどを把握できるようになります。
そうすると、「書きなれた字」になってきます。

もしも、それほど上手ではないとしても、書きなれた字は読みやすくて安心感がありますね。
これも1つの「美しい字」「きれいな字」だと思うのです。

少しでもいい!継続的な練習が重要です!

「習慣は力」という言葉がありますね。
1日5分でいいので、字を意識して書く時間を作りましょう。なぞる時間でもいいと思います。
しっかり練習できるのは週1回だとしても、毎日「きれいな字」を意識できるようになると、練習の効果は格段にアップします。
逆に言えば、普段全く意識せず雑な字を書いているけれど、週1回1時間だけ真剣に書く!というのではあまり上達は期待できません。
学習歴・練習期間=上達になるように、正しい練習方法で進めていきましょう!

有名な先生に教えてもらうと上達するか?

有名な先生に教えてもらいたい!という気持ち、とてもよくわかります。
尊敬できる先生、ステキな字を書かれる先生に教えてもらいたいものです。

ここで注意すべきは「自分にとってよい先生かどうか」を見極めることです。
「有名」というだけで判断してはいけません。

たとえば、私はこんな基準を持っています。

(例)
・良いところを褒めてくれる。
・明るい、気持ちのよい字を教えてくれる。
・楽しく書ける。

自分の作品を見てもらうときに、「ココがダメだね」「あ~残念だなあ」といわれてばかりでは、落ち込んでしまいます。
以前、ダメ出しの達人のような先生の指導を受けたことがあります。ダメなところを嵐のように指摘されました。下手なんだから練習するぞ!という気持ちになればいいのですが、私の場合は、
「どうせ私には、きれいな字なんて無理なんだ・・・」
と落ち込んでしまいました。
シューンとしてやる気もダウン。もちろん教室に行きたくなくて、挫折しました。

「これはステキね」「よく書けていますね」と積極的によいところを評価してくれる先生が私の好み。
実際、通信講座でも続けることができたのは褒め上手の先生のおかげだと思います。(岡田崇花先生、ありがとうございます!)

そして、お手本は明るく、伸び伸びした字が好きです。
これも好みですよね。
きちんとした字が好き、勢いのある字が好き、女性らしい字が好き、などなど、それぞれに「この字がステキ!」と思うはず。
「こんな字になりたい」と思えれば、楽しく指導を受けることができる、そう思います。

自分で自分を褒めちゃいましょう!

まじめな方ほど、「まだダメだ」「もっとうまく書かなければならない」と思ってしまって、課題がなかなか提出できないものです。
その向上心と謙虚な態度は素晴らしいと思いますが、そんなに怖がらなくても大丈夫です。
「指導を受けた分、うまくなる」と考えてみてはいかがでしょうか?
自分一人で練習するには限界があります。特に、練習を始めたばかりの時には、たっぷり指導を受けることが大切です。そうじゃないと、なかなか練習のコツが身につきません。
「ここを意識しましょう」「ここがあなたのクセですね」と言われて初めて「ハッ!」と気づくことも多いはずです。
課題はテストではありません。あなたが上達するためのステップにすぎません!
たくさん指導を受けて、たくさんうまくなりましょう!

結論!添削指導が最も効果的

ペン字が上達する、最も効果的な練習法はなにか?
それは、ズバリ添削指導です。これに勝るものはありません。

一番いいのは、目の前で先生に添削してもらうこと。
そしてそれを後からじっくり見直すのです。もちろん、そのときに先生がおっしゃった注意点はメモしておいて読み返します。褒めてもらったこともちゃんと書いておきましょうね。

そして通信講座でも同じようなことが可能です。
添削指導と先生のコメントが両方あるからです!添削指導は、あなた一人だけのためのものです。誰かと同じではありません。だったら、活用しないと、損ですね。
一人で書いていてもなかなか上達が実感できないことってありますよね?
それに、やっぱり褒めてもらうとうれしいものです。

通信講座を受講する際には、全添削課題を提出しましょう。
やり取りが始まると、やる気も!真っ赤になった添削課題が戻ってくるのが楽しみになりますよ。これが続くコツになります。

よい先生に出会い、良い点・直す点をていねいに指導してもらいながら、継続して練習するというのが、上達までの近道ですね。

四谷学院の通信講座は、「添削指導」に力を入れています!
市販教材での独学との大きな違いは、「動くお手本でリズムがわかる」「自分のためだけの個別指導を受けられる」ことです。

くわしくはホームページでご確認ください。
「硬筆書写技能検定」の対策講座も開講中です。


>四谷学院通信講座 ボールペン字講座


>四谷学院通信講座 筆ペン字講座


>四谷学院通信講座 硬筆書写技能検定対策講座