こんにちは、四谷学院宅建講座の甲斐です。
今回は、令和2年(2020年)1月末に国土交通省が公表している令和元年建築着工統計を見ていきます。
建築着工統計は、地価公示と並んで、宅建試験の統計問題において頻出ですから、絶対に押さえておきましょう!

【参考】

統計問題対策に必須!「令和2年 地価公示」が公表されました

令和元年建築着工統計のポイント

令和2年度の宅建試験で出題されるのは、令和元年の新設住宅着工戸数です。
簡単に言うと、平成31年1月から令和元年12月までの間に、新たに着工された住宅の戸数のことを指します。
令和元年の新設住宅着工戸数の総評として、国土交通省は次のようにまとめています。

令和元年の新設住宅着工は、持家及び分譲住宅は増加したが、貸家が減少したため、全体で減少となった。

令和元年建築着工統計で公表された新設住宅着工戸数

建築着工統計においては、総戸数(新設住宅着工戸数)および利用関係別戸数に分けて、それらの統計を公表しています。
そして、利用関係別戸数の統計は、持家、貸家、分譲住宅に分けて公表しています。

1.総戸数(新設住宅着工戸数)

令和元年の新設住宅着工戸数:905,123戸
前年比:4.0%減
増減の傾向:3年連続の減少

2.持家の新設着工戸数

令和元年の持家の新設着工戸数:288,738戸
前年比:1.9%増
増減の傾向:3年ぶりの増加

3.貸家の新設着工戸数

令和元年の貸家の新設着工戸数:342,289戸
前年比:13.7%減
増減の傾向:2年連続の減少

4.分譲住宅の新設着工戸数

令和元年の分譲住宅の新設着工戸数:267,696戸
前年比:4.9%増
増減の傾向:5年連続の増加

分譲住宅の内訳
〇マンション
新設着工戸数:117,803戸
前年比:6.6%増
増減の傾向:昨年の減少から再びの増加

〇一戸建住宅
新設着工戸数:147,522戸
前年比:3.6%増
増減の傾向:4年連続の増加

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