こんにちは、四谷学院宅建講座の甲斐です。
今回は国土交通省から公表されている令和6年地価公示の概要を確認します。
地価公示は宅建試験の統計問題で頻出です!
令和6年地価公示のポイント
宅建試験では地価変動率からの出題が多いです。
令和6年地価公示における地価変動率は、令和5年1月以降の1年間の地価変動率のことを指します。
令和6年地価公示のポイントは、以下の3つです。
前年と同様、全体的に上昇が継続しているのがポイントです。
全用途平均・住宅地・商業地のいずれも3年連続で上昇し、上昇率が拡大した。工業地は8年連続で上昇し、上昇率が拡大した。
○三大都市圏平均
全用途平均・住宅地・商業地のいずれも3年連続で上昇し、上昇率が拡大した。工業地は10年連続で上昇し、上昇率が拡大した。
○地方圏平均
全用途平均・住宅地・商業地のいずれも3年連続で上昇した。全用途平均・商業地は上昇率が拡大し、住宅地は前年と同じ上昇率となった。工業地は7年連続で上昇し、上昇率が拡大した。
令和6年地価公示における地価変動率の概要
地価公示では、全国平均・三大都市圏平均・地方圏平均に大きく分類した上で、それぞれの全用途平均・住宅地・商業地・工業地の地価変動率を公表しています。
令和5年度の宅建試験では、地方圏平均について出題されています。
【令和5年度 問48 肢2】
令和5年地価公示(令和5年3月公表)によれば、令和4年1月以降の1年間の地価について、地方圏平均では、全用途平均、住宅地、商業地のいずれも2年連続で上昇し、工業地は6年連続で上昇した。
以下、令和5年1月以降の1年間の地価変動率の概要を確認しましょう。
全国平均
全用途平均:3年連続の上昇(上昇率が拡大)
住宅地:3年連続の上昇(上昇率が拡大)
商業地:3年連続の上昇(上昇率が拡大)
工業地:8年連続の上昇(上昇率が拡大)
三大都市圏(東京圏、大阪圏、名古屋圏)平均
全用途平均:3年連続の上昇(上昇率が拡大)
住宅地:3年連続の上昇(上昇率が拡大)
商業地:3年連続の上昇(上昇率が拡大)
工業地:10年連続の上昇(上昇率が拡大)
地方圏(三大都市圏以外の地域)平均
全用途平均:3年連続の上昇(上昇率が拡大)
住宅地:3年連続の上昇(前年と同じ上昇率)
商業地:3年連続の上昇(上昇率が拡大)
工業地:7年連続の上昇(上昇率が拡大)
地方四市(地方圏のうち札幌市、仙台市、広島市、福岡市)平均
全用途平均:11年連続の上昇(上昇率が縮小)
住宅地:11年連続の上昇(上昇率が縮小)
商業地:11年連続の上昇(上昇率が拡大)
工業地:11年連続の上昇(上昇率が拡大)
地方四市以外(地方圏のうち地方四市を除くその他の地域)平均
全用途平均:2年連続の上昇(上昇率が拡大)
住宅地:2年連続の上昇(上昇率が拡大)
商業地:2年連続の上昇(上昇率が拡大)
工業地:6年連続の上昇(上昇率が拡大)
統計情報のチェックは試験直前期がおススメです!
令和6年度宅建試験では、2024年6月頃までに公表された直近の統計情報から出題されます。
押さえなければならない統計情報は多くないので、9月頃の試験直前期にまとめて押さえるのがおススメです!
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