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こんにちは、四谷学院の夏目です。
臨床心理士指定大学院を目指して、どんな対策を行っているでしょうか?

まずは知識のインプットですが、それ以上に重要なのがアウトプット、つまり記述問題への対策です。

この記事では、どのように記述問題の対策を行っていくべきか解説します。

インプットは前提

『記述対策』の前提として、記述すべき内容を考えることができる、つまり十分な知識があるということが大前提となります。

意外に多いのが、「知識を身につける = 記述対策になる」という誤解。

これはまったくの誤解です。
臨床心理士指定大学院の入試で、合格の鍵を握るのは「記述力」です。

知識を身につけただけでは、記述力はアップしません。

まずは「書いてみる」

実際に書く練習をするわけですが、記述が苦手な場合には、そもそもどうやって書いたらいいのか分からないかもしれません。
そこで、まずは「辞書的な説明」ができるようになることを目指しましょう。
たとえば、「大学1年生に、この用語を説明してみよう」というのはいかがでしょうか。

具体的な手順です。
手元に「心理学事典」を必ず用意します。可能であれば、何種類か辞書があると、偏りがなくて安心です。図書館などもうまく利用しましょう。
そして、キーワードを自分でカードにまとめていきます。
何十個、何百個とキーワードはありますから、どんどん解説を書き込んでいきましょう。

もし、小さな単語カードなどを使っている方がいたら、それはオススメしません。
目的は、用語を覚えることではありませんから、ある程度の分量を書き込みできる大きめのカード(B6など)を使いましょう。
また、この後に説明しますが、ノートよりもカードの方がオススメです。

文字数は気にしないで書いてみる。

関連付けていく

キーワードのまとめ学習は「作業」ともいえますが、「関連用語は?」「誰の言葉?」などなど、芋づる式に続けていくことが重要です。
「どこかで似たような概念が出てきたけれど・・・」
「あれ?同じこと言ってない?」
このような<気付き>が出てくるはずです。そしたら、カードに追加したり、並び替えたりします。
(ノートだとココがやりにくいのでカードがオススメ)

というのも、
大学院によっては、「自由記述」として出題されることがあり、出題のテーマに応じて、自分の中にある知識の中から、関連のあるものを取り出し、再構成するという力が求められるのです。
カードでやったことを、自分の頭の中でスムーズにできるようにしていきます。

なお、指定文字数が少ない出題が多いようならば、「指定文字数にまとめる」という練習も必要です。実際の過去問題を取り寄せて、分析しておきましょう。

カードにするには意味がある。

添削してみる

自分で書いたものが「正しいかどうか」は、非常に判断が難しいところです。
そこで・・・客観的な視点でチェックできるよう、すぐに採点するのではなく1日おいてから自己採点しましょう。

「記述対策」の難しいところは、思考の「クセ」に自分では気付きにくいという点です。
そこで、可能であれば記述問題の指導を受けることをオススメします。それが解答力を磨く近道だからです。
ただし、採点だけの指導では十分ではありません。

「なぜそうなのか」
「どう書けばよりよい解答になるか?」
詳しく解説してくれる「添削指導」を受けましょう。

添削指導を繰り返し受けることで、構成力や説得力を高めるテクニックという点はもちろん、発想の幅が出てきます。
そして、記述問題に自信が付きますから、モチベーションを保って試験まで全力投球することができるでしょう。

四谷学院では、高度な内容に対応できるプロの講師が添削を担当します。
個々人の理解度に合わせた丁寧な添削で記述力を磨きましょう。

添削指導について、詳しくはホームページでご確認ください。