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心理劇(サイコドラマ)における補助自我とは?

  公開日:2017/09/08
最終更新日:2019/11/05

※この記事は約2分で読めます。

こんにちは、四谷学院です。
このページでは、心理劇(サイコドラマ)における「補助自我」について解説します。

心理劇(サイコドラマ)とは?

心理劇(サイコドラマ・Psychodrama)とは、ジェイコブ・レヴィ・モレノが創始した「集団精神療法」です。

心理劇には5つの要素があります。
「監督」「演者(演技者)」「観客」「舞台」そして、「助監督」です。
映画や演劇などと同じなので、なんとなくイメージできると思いますが、助監督が「補助自我」です。
では、「補助自我」とは何でしょうか?

補助自我とは

心理劇(サイコドラマ)では、治療の対象が「演者」、治療者が「監督」となります。
そして、そのアシスタントとして助監督がつきます。
助監督は、心理劇における「補助自我」を演じる人です。

補助自我である助監督は、演者を代弁したり、支えたりする役割を果たします。
演者が監督の意図をうまく表現できなかったり、戸惑ったりしている場合、脇から演者を助け、演者と監督の間を取り持つように、助監督が演者を補助します。

ダブル(二重自我法)

心理劇(サイコドラマ)には、補助自我を活用した「ダブル(二重自我法)」という技法があります。

補助者が演者の裏の顔を演じる、つまり2人で1人の役を演じるわけです。
演者の少し後ろにいて、演者の表面上の演技から本音(裏の感情など)を読み取って、後ろからそれを大声で話すことで、演者に自分の本音に気づかせます。

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