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こんにちは、四谷学院の夏目です。

大学院の入試に向けて「心理英語が苦手です、何が一番大事ですか?」という質問をよくいただきます。
色々な答えがあると思いますが、その答えの1つとして

粘り強さが武器になるということがあります。

心理英語における「粘り強さ」とは

入試の「英語」で必要な力は、大きく2つあります。
「英語の語彙と文法」と「心理英語対策」です。
これは並行して取り組んでいくことをお勧めします。

というのも、いわゆる受験英語と異なり、語彙を増やし文法を身につけるだけでは不十分だからです。

では、心理英語対策だけやればいいのか、というとまた話が変わってきます。
心理学で頻出の重要用語を覚えたり、人物とキーワードが英語でもピンとくるようになる、というのも大事なのですが。。。
長文に目を通した時に、辞書を引くことが多ければ、時間的ロスも増えますし、その分、内容が頭に入りにくくなります。
ですから、両方が必要ということなんですね。

両方やるにしても、どのくらいの割合で取り組んでいけばいいのか?
という点で迷うこともあると思います。

語彙・文法が50%、心理英語が50なのか?
語彙・文法が10%、心理英語が90なのか?

そこで、まずは現在の語彙力や文法力を把握しましょう。

例えば英検2級レベルかそれ以下ならば大学受験の基礎から、または高校英語を取り組む必要があります。
スマートフォンを活用して英語を学ぶ方も増えてきました。確かに、たくさん、色々なアプリが出ているので隙間時間で集中して単語は語彙数を上げていけるといいですね。
文法構造を把握しておくのも、長文の内容をスムーズに理解するために必要です。
学生時代から使っているテキストでもいいですし、書店などで気に入ったテキストや問題集を選ぶのもよいでしょう。

「今さら文法、語彙?やだな」と思うかもしれませんが、ここで粘り強さを発揮してください。
文法や語句は、これからどんな英語論文を読むにしても、必ず必要となってくる力です。
よくわからなくても、英文を読むこと自体に慣れていければ、それはとても大きな一歩になります。

集中して課題に取り組むこと

大学院によって入試問題は異なりますが、和訳にしても適語補充にしても、読解力が求められます。
「国語」と同じです。
(英語圏の方にとっては、「英語」という科目は「国語」ですものね…)

ということで、特に大学院の入試においては
「前後の内容や文脈で判断」「文法的な側面で判断」の二つの力が必要となるケースがよくあります。
それに加えて心理英語については「心理用語特有の訳の把握」がプラスされます。
先ほど記載した、「英語の語彙と文法だけ」では不十分である、というもう1つの理由です。

「すぐに理解できるようになる」というのは難しいかもしれません。
問題を解くときには、「文法的な側面ではどうだろう?」と考え、その上で単語や心理用語の意味で判断していくというのが、一般的な解答方法といえるでしょう。

かなりの集中力を要する作業になると思います。普段は静かな環境で勉強されている方は、もしかすると本番で周りが気になってしまうかもしれません。
ある程度「集中力が維持する」トレーニングもしておくことをお勧めします。

読解力の要請については、(日本語で)知っている内容の長文を読む、問題の解説文を自分で作ってみる、という対策方法もお勧めです。
ただ「当たった!」「外れた!」とならないように、ご自身の解答したときの思考を分析しましょう。いわゆる「正答を導くコツ」に気づくはずです。

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あなたの解答を採点するだけでなく、「どうしたら正解できるか?」を一人ひとりの解答にあわせて詳しくアドバイスいたします。

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