Q心理英語が苦手です。単語力、文法、何を学べばいいのでしょうか？【臨床心理指定大学院　入試】

英文法の勉強について

A さん

こんにちは。
大学院入試の「英語」についてアドバイスをしてほしいんですが…

先生

こんにちは！
英語は、苦手意識のある受験生が多いですね。まずは、現状を教えてください。

A さん

私も、やっぱり苦手意識があって・・・心理英語が難しく難航している状況です。

先生

なるほど。今までどんな勉強をしてきましたか？

A さん

心理学の勉強のほかに、中学、高校の英語を復習しました。以前よりは文法力がついてきているとは思います。

先生

心理英語は、心理学の知識と英語力の両方が試される科目です。 心理学の知識が必要ですから、心理学と並行して進めたのは良いことですね。

A さん

受験対策としては、どんな練習が有効ですか？

先生

大学院にもよりますが、「日本語訳ができる」ということを重点的に伸ばすことが必要となってくると思います。

A さん

日本語訳？

先生

そうです。細かい文法事項にこだわりすぎると、不自然な日本語になりませんか？

A さん

ああ、そうですね。文法的に正しいはずなんですが、なんだかよくわからない日本語になっていて…答えの和訳を見ると「そういうことか～」って思います。

先生

そうですね。英語も日本語も語学です。読解を強化するようにしましょう。心理学の知識は、英文を読み解くためのヒントになると思います。

A さん

確かに！知っている名前や専門用語が出てくると、「あの話かな？」と思えることもあります。

先生

いいですね。心理英語の実践的な課題として、「ヒルガードの心理学」や、心理学の英語の論文等にチャレンジしてみてください。
ほかにも、CiNiiでオープンアクセスの論文を読む、図書館で「心理学研究」など心理学関係の雑誌を読む、というのもお勧めです。

A さん

なんだか大変そうですね。

先生

いきなり本文の長い英文を読むのは疲れるでしょうから、『心理学研究』などの心理学関係の雑誌」の冒頭の要約部分だけを読んでみるというのもいいでしょう。図書館においてあると思いますよ。

A さん

それならばできそうです。やってみます！

英単語の勉強について

B さん

どうも、こんにちは。
英語の学習中、分からない単語があるとその都度辞書を引いて確認するのですが、時間がかかってしまいます。それで、雰囲気で読んでたり最悪飛ばして和訳や意味などを覚えるようにしているのですが、この勉強法でよいか疑問に思います。

先生

確かに時間があれば、丁寧に勉強するに越したことはないですが、受験まで期限が決まっているのでより効率的に学習を進めたいですね。

B さん

そうなんです。結構、読めない単語も出てきます。

先生

入試対策としては、単語の発音記号まで細かくこだわる必要はありません。そこは安心してくださいね。
そして、基礎的な単語や重要単語をしっかり押さえてください。

A さん

どれが重要な単語なんでしょうか？

先生

教材や参考書内で、何度も出てきたり、太字で強調されている単語ですね。それから、たとえば「assessment」は、評価・査定、検査の意ですが、カタカナで「アセスメント」と書くことも多いです。

A さん

確かに、心理学の教科書にもそのまま載っていますね。

先生

つまり、「心理学の知識」として、知っておきたいということです。そうした単語は、日本語と英語、両方セットで覚えておいてください。

A さん

わかりました！重要な単語を見極めてうまく時短してきたいと思います。

先生

そうですね！答えの和訳もよく読んで、文章全体の意味を把握できるようにしましょうね。

大学院入試　心理英語の対策：まとめ

大学院入試では、英文の内容を読むことができるという点が重視されます。
それは、入学後、海外の論文を読むことが多いためです。入試時点で能力をはかっておく意図があります。

また、英語が苦手という場合、いったん英語の基礎にたちかえって学習する必要があります。
社会人入試など、英語の試験が免除されたとしても、入学後に必ず苦労します（断言します。）高校生用のテキストや参考書を見てみるのがいいでしょう。色々なレベルがそろっています。基礎レベルであっても、学習参考書のように一通り体系的に学ぶ参考書であれば、英文読解には十分貢献します。
大切なのは、あなたが「分かりやすい！」と感じる教材を選ぶことです。
また、一生懸命な方ほどあれこれたくさん買い込む傾向になります。それよりも、同じ参考書で繰り返し学習する方がよいでしょう。

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