こんにちは、四谷学院の夏目です。
「臨床心理士になりたい!」と思ったあなた。
これから勉強をスタートするわけですが、実際に「臨床心理士」の資格を取得して働き始めるまで、どのくらいの期間がかかるのか、気になりませんか?
この記事では、臨床心理士になるまでに必要な期間についてお話します。
大学院入試まで
「臨床心理士資格試験」を受験するためには、臨床心理士指定大学院(以下、指定大学院)を修了することが条件となります。
そこで、臨床心理士を目指す方は、まずは指定大学院の入試(院試)を突破しなければならないんです。
学習カリキュラム
一般的に、半年から1年の入試対策を行い、院試に臨むという方が多くなっています。
また、大学生だけれなく、会社員や主婦など、社会人の方の受験も少なくありません。
※書類選考の際に、「論文」の提出を求められる場合があります。心理学科・学部の出身の方であれば、卒論を提出しますが、他学部出身の方の場合は、心理学に関する論文を新たに作成する必要があります。
ペーパー試験対策にプラスして、論文の準備が半年ほど必要になってくるケースもあります。
入試「社会人枠」とは?
社会人を対象として「社会人特別入試」での合格枠が準備されている大学院もあります。
社会人特別入試の目的として、社会人としての経験を生かして研究できる人材となることや、社会経験を重ねたことで新たな視点で学問に望む姿勢などが期待されています。
そのため、心理学などと直接的に関係する職業でない場合には、一般入試で合格を目指します。
大学院において活かすことのできる職務経験が必須であり、募集枠も一般入試に比べて少なくなっています。
大学院で学ぶ
指定大学院には、2種類あります。志望大学院がどちらなのか、事前に確認することができます。
※通信課程の大学院の場合は、第2種がほとんどです。
【参考】指定大学院について
資格試験を受験する
臨床心理士資格の資格試験は年1回、秋に行われています。1次試験が筆記試験、2次試験が口述試験です。
春に大学院を修了(卒業)した後、秋の試験まで少なくとも半年あります。
試験の合格率は60%前後。せっかく大学院を修了しても、およそ4割の人は資格を取得できず、翌年以降に再チャレンジすることになります。
臨床心理士になるまで:まとめ
臨床心理士を目指すとき、最短で3年後に資格を取得することができます(春入試の場合)。
初学者の場合には少なくとも試験準備には1年間しっかり時間を確保することをオススメします。
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