こんにちは、四谷学院の土田です。
四谷学院の筆ペン講座、テキストの表紙の色は「日本の伝統色」なんです。
さらに、テキストの裏には、その色の紹介、ちょっとしたウンチクが記載されているんですよ。
なぜ、こんなところに「コダワリ」があるのかと、筆は教養につながるからです。
日本の伝統的筆記具「筆」
筆の歴史をご存知でしょうか?
筆は、なんど今から4千年も前から使われていたんですって。
用途は、うつわの模様をつけるためのものであったり、文字を書いて記録するものであったり、あるいは絵を書くものであったり・・・
今では私たちの生活のなかでは、筆を使うことはほとんどありません。熨斗袋などの表書きや年賀状くらいでしょうか。年賀状も印刷する、あるいはメールで済ませることも一般的になってきました。
それでも「筆記具」と言うように、筆は何かを書く(描く)ための代表的な道具なんです。
筆ペン講座で扱う課題
四谷学院では、そういった筆の成り立ちを踏まえ、教養を学びながら筆ペン字も上達しよう!という講座をつくりました。
筆ペン字講座の学習内容
1.名前と住所
2.カタカナと漢字
3.ひらがな
4.ひらがなと漢字
5.のしぶくろの表書き
6.はがきの表書き
7.行書に合うひらがな
8.楷書の年賀状
9.行書の年賀状
10.季節のはがき
11.実用文書「手紙・はがき・一筆箋」
※7以降では行書も学びます。
筆の教養
たとえば、年賀状。
「あけましておめでとうございます」
と書きますが、これだけではありません。
「吉語」と呼ばれる縁起のよい言葉を書くこともできます。
日本語って本当に豊かだなぁを感じていただけるかと思います。
また、筆字といえば、サラサラ~と流れるようにつなげて書く「行書」。
大人っぽい行書を書けるようになりたい!と思われる方も多いことでしょう。
「行書」は筆で書きやすいようにできているんです。
ひらがなやカタカナの成り立ちについても、「筆」だからこそ生まれた、と言えるでしょう。
漢字を崩したり、一部だけ取り出したりしてできたので、「平仮名・片仮名」と呼ぶのですね。ちなみに漢字は「真名(まな・まんな)」とか「真字(しんじ)」と呼びます。
筆から派生して、漢字や季節の言葉といった様々な日本の教養に触れることができますね。
筆ペンのお役立ちシーン
たとえば、こんな希望もかなえることができますよ。
「子ども・孫のために“命名紙”を書きたい」
「外国人の友達に、漢字で名前を書いてあげたい」
「サラサラッと行書でハガキを書いてみたい」
ぜひ楽しみながら、学んでいただきたいと願っています。
講座の内容について、詳しくはホームページをご覧ください。
無料でパンフレットもお送りしています。