こんにちは、四谷学院の土田です。
先日、ものすごいクセ字の人に出会いました。
「お~~」と思うくらいだったのですが、しかし・・・なんだかキレイなんです。
なぜだろう?と思いましたので、
この記事ではクセ字について考察しています。
クセ字には2通りある
色々クセ字を見てきましたが、大きく分けると2種類ありそうです。
四谷学院のテキストの冒頭にも、何種類ものクセ字が紹介されているのですが、本当にいろんな字がありますよね。
よく観察してみると、どうも傾向が分かれているようです。
適当に書くタイプ
まず1つ目は、適当に書いているタイプ。
このタイプの場合は、同じ字でも書く時と場合によって、かなり文字が違ってきます。
ちゃんと書いたら上手という方は、このタイプに入ると思います。
なので、厳密に言えば「クセ字」ではなくて「クセ書き」という感じ。
頭の中には「きれいな字のお手本」を思い浮かべることができるけれど、手がついていかないんですね。
(ちなみに私もこのタイプでした。)
クセにルールがあるタイプ
2つ目は、クセにルールがあるタイプです。
最初にお話しした「クセ字なんだけど、なんだかキレイ」と思ってしまうのはこの字です。
言い方が変かもしれませんが、何かの「フォント」のようなんです。
それは一定のルールに従ったクセがあるからです。
たとえば、必ず右肩上がり、1文字1文字が正方形に収まったような字、角がはっきりしているなどなど
どうでしょう?ルール通りに書かれていることは間違いないですよね?
私たち人間は、そこの法則性があると「きれい」と感じるようです。
法則性が見えにくいと乱雑と感じているのではないでしょうか?
クセ字の矯正が難しい理由
クセ字の矯正が難しい理由は、すでに確固として「ルール」が染みこんでしまっているためでしょう。
「これが美しい字のルールですよ」
と新しいルールを渡されても、なかなかそれを受け入れることができません。ふとしたときに、今まで長年慣れ親しんできた自分ルールが出てしまうのです。
しかし、
「あなたはこういうクセ(=ルール)がありますね」
と言われたらどうでしょうか?
「はい、そうです」と答えられる方は、実は少ないんです。
「そういえば、そうですね。何でだろう?」
こうなると、早い早い!
もともと「ルールに従って書く」ことができている方なので、再現性高くルールを習得できます。
一方で、「書き癖」は、まずは「美しい字にはルールはある」というところから学んでいきます。
字をよく見るとか、字を分類するというところから始めます。ペン字を学ぶ方の多くは、こちらのタイプのようです。
最初は頭でわかっていても、手が付いてこないということが多いと思います。頭の中で「美しい字・お手本」がしっかりイメージできるには数か月はかかるでしょう。
でも、普段書く字なのですから、そんなに大変ではないハズです。最初に目が肥えて、そして手が付いてきますよ。
クセ字が直ると一気に美文字になりやすい?クセ字の人ほど美文字に!!~まとめ~
クセ字と言っても、字そのものにクセがあるタイプと、書く姿勢にクセがあるタイプに大きく分かれるかと思います。
自分はクセ字だと思ったら、まずはどちらのタイプか考えてみてくださいね。
そして
「字」であれば、その癖のルールを「美しいルール」に置き換えましょう。
「書く姿勢」であれば、美しい字のルールがあることを知りましょう。
どちらのタイプの方でも、四谷学院のペン字講座であれば、
美しい字のルールを身に付けることができます。
感覚ではなく美文字のルールをしっかり解説しています。
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